ひゃっか!
全国高校生花いけバトル
今村翔吾
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刊行日 2018/10/19 | 掲載終了日 2018/10/29
ハッシュタグ:#ひゃっか #NetGalleyJP
内容紹介
目指せ、花の甲子園!生け花×スポ根×恋愛!
今、最も熱い文化系部活動「全国高校生 花いけバトル」に挑む男女ペアの青春を
今、最も注目される作家・今村翔吾が鮮烈に描き出す!
その熱さに、一気読み必至!
都内に住む普通の高校二年生、大塚春乃。彼女は昨年の「全国高校生 花いけバトル」決勝を見て以降、この大会に出ることが目標になっていた。香川に住む花屋だった祖母を喜ばせたい一心で始めた生け花だったが、祖母の地元で行われるこの大会で活躍する姿を見せられれば、大好きだった祖父が亡くなり落ち込む祖母を元気づけられると思ったのだ。
しかし、高校生にとってはマイナーで敷居の高い「生け花」をやってくれる友人はなかなかおらず、二人一組での出場が義務付けられているため、春乃はそこから躓いてしまう。そんな中、参加者を捜していた春乃の前に現れた転校生・山城貴音。父が大衆演劇の座長だという彼は、その修業で華道を習っており、春乃が勉強を教える代わりに大会に出てくれることになり……。
高校生たちの花にかける純粋な思いが煌めく、極上の青春小説。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784866510965 |
本体価格 | ¥0 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
大人しく畳に座って生ける生け花のイメージが吹き飛ぶ、全国高校生花いけバトル。5分間という短い時間内に、高校生2人が生け、創り上げたものを判定するのは、観客だ。ジャッジメントがその場で出る、まさに競技である。
春乃は華道部を作りたい高校生。たった1人で同好会を立ち上げ、なんとか花いけバトルに出るべく奔走。
そして助っ人に決まったのは、謎めいたイケメン転校生貴音。イケメン過ぎて女子から告られること矢の如し。
地味で、スクールカーストからも外れているような春乃の活動だけど、周りを巻き込む力を持ち、進んでいく。
貴音のバックグラウンドと、春乃の花への熱量の高さと行動力は果たして、花生けバトルに出られるのか!優勝を狙えるのか?
主人公たちを取り巻く人情味溢れる人たちの、言葉や行動力にも、清々しさと優しさを感じるし、全力で応援する気持ちにページをめくる手が止まらない。
花いけバトル、何かにかける情熱の結晶の1つとしても魅力的であるし、見たくてたまらなくなった一冊。
今村翔吾、多重人格説。
振り幅がありすぎる!これ褒めてます!
新進気鋭の時代小説作家が、満を持して送る現代モノ、わかります、刑事か極道か、あ、やっぱり消防士か…と、思ってましたが、
予想をぶっちぎりで裏切るまさかの青春モノ!
華道の武道、花いけバトルに全力で挑む高校生!華道の貴公子が待つ全国大会へ挑むは、俄か男女ペア!
華々しく華麗に火華を散らして!
波乱の展開に、ドキドキワクワク!
そして、胸キュン!
たまりません、最高でした。
もう細▲守監督でアニメ化待った無しでしょ!これは!
華道はその美を極めるために、どんなにきれいに咲いていても余分な花は潔く切らなくてはならない。春乃が切り落とした花を大切にするところ、私も華道を習ったことがあるのでとても共感が持てました。
時代小説『羽州ぼろ鳶組』シリ-ズの今村翔吾先生が、高校生を主人公にした青春小説を書く!? とその情報を知ったとき大変驚きましたが、読み進めていくとなるほど。ヒロイン春乃が習っている華道や、ヒーローの貴音の稼業である大衆演芸もその歴史は長く、そして共に師匠から弟子へ古き技を伝え時に新しい流れを取り入れ歴史を紡いでいく。舞台を現代に移したとは言え、これは時代小説なのかもしれない、と思いました。さらにピュアな高校生たちの青春でハラハラキュンキュンさせるところがさすが! 貴音がかっこよすぎ!
ぼろ鳶組を読んでいるとニヤリとできるファンサービスも嬉しいです。
「花いけバトル(花の甲子園)」にかける高校生・春乃と貴音のキラキラ眩しい青春物語。春乃の真っ直ぐな想い、貴音の男気に胸が熱くなりました。華道というと堅苦しいイメージでしたがこんなエンターテイメントな一面もあるとは。実際登場人物達がいける姿を、いけた花を見たい!という気持ちになる事間違いなし。
全国高校生花いけバトルが、
ページをめくるごとに、
臨場感とともに熱量と感動で、ラストまで一気読み、真摯な心が響いてきて感涙。美しい花々が脳内いっぱいに鮮やかに広がります。
読後に思わずYouTubeで花いけバトルを見ました!熱い!
高校生による花いけバトル。地味で敬遠されがちな華道ですが、主人公はたった1人でも花に向き合ってきました。でも、バトルには、2人1組で参加しなければなりません。パートナー探しから始めますが、ハプニングの連続です。それでも、諦めずにいくつもの壁を乗り越えて、全国大会までの躍進を追います。信頼できる仲間との出会い、ライバル達との絆。爽やかな青春ストーリーでした。タイトルになっている「ひやっか」は、まさに百花繚乱❗️映像で見たい作品のひとつです。
夜遅くから読み始めたのに止められなくて一気読み、1時過ぎまで読んでしまった。
表紙を見てライトノベルやキャラクター小説の軽い感じなのかなと思いましたが、内容はかなり濃かったです。
調べてみたところ「全国高校生花いけバトル」というものは本当にあるようでサイトを見たらこの本を読んで私が想像したとおりの感じでした。是非実際に見てみたいと思いました。
主人公春乃と貴音のキャラもすごくいい感じで、とてもキュンキュンしました。青春!!!という感じでとてもよかったです。
面白かった!花いけバトル見てみたい!ドラマとか映画になるといいなと思いながら読みました!
いけばなと青春がとてもマッチしてて楽しい作品です!
文化部でも日本一?
花いけバトルなるものが開催されているらしい。
この本を読んでから、ネットで調べてみると、実際に開催されていた。
女子高生が華道をやりたいが学校には部がなく、自ら一人同好会を作り運営して来た。
田舎のおばあちゃんの元を訪ねた際に花いけバトルと出会い感銘を受け、自らも花いけバトルに出場しようと決意。
花いけバトルとは、ざっくり書くと決められた時間内にペアで花を生けて、その美しさを競う。
てことで、一人同好会ではダメでなんとか一緒に出てくれる人を探すところから始まる。
勝敗を付けるために観客が得点を付けるので、その場の雰囲気を創り上げることも勝負ポイントだったりと、なかなか奥が深い。
いやーステキな青春小説。
やっぱり?と思うけど、ラストはぐっとくる。
これもいつか映像化されそうだなぁ。
祖母に連れられ初めて花いけバトルを観てその世界に魅せられた春乃は、花屋を経営していた祖母のためにも大会に出るために奮闘する。コンビを組んでくれる人を探すところから始まり、友情、恋、ライバル、努力という要素がきっちり盛り込まれていて王道のThe青春物語でした。予算の少ない同好会で本物の花を中々使うことができず工夫を凝らして練習し、大会が開催される香川の栗林公園目指す過程で近付く春乃と貴音が初々しい。花いけバトルが実際にあることを知らなかったので、動画サイトで観てみたら、この作品で描かれているのと同じように熱い闘いを繰り広げてました。よくぞ、この題材を選ばれたものだと思いました。