クレイジー・リッチ・アジアンズ
ケビン・クワン
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刊行日 2018/08/23 | 掲載終了日 2018/09/30
ハッシュタグ:#クレイジーリッチ #NetGalleyJP
内容紹介
世界17カ国で出版され全世界の女性の心を掴んだベストセラー小説、ついに日本上陸!
『セックス・アンド・ザ・シティ』『プラダを着た悪魔』に続く、〝私たち〟の物語。
映画化も決定! 2018年9月28日(金)より公開!
わたし以外、全員スーパーセレブ!?
クレイジーなほどゴージャスな世界でアジアイチのバチェラーを巡る女たちのバトルが開幕!
愛してるだけじゃ、乗り越えられない……?
大切なのは――愛かお金か、家族か恋人か。
INTRODUCTION
この夏、世界中の女性の共感を得てベストセラーとなった小説『クレイジー・リッチ・アジアンズ』の邦訳版が発売される。すでに世界各国で翻訳され大ヒット。シリーズ化された本作は、全三部作として『China Rich Girlfriend』『Rich People Problems』が、既に発売されている。
恋人ニックに誘われて彼の故郷シンガポールを訪れた中国系アメリカ人のレイチェルは、彼がアジア屈指の名家、ヤン家の御曹司であることを知る。億万長者の彼の一族の生活を目の当たりにしてレイチェルは戸惑うが、ニックの母や親族・友人たちは彼女を玉の輿狙いと決めつけ二人の仲を引き裂きにかかる。
シンガポール華僑の桁外れにリッチな暮らしぶりや、富、血筋、人脈への滑稽なまでの執着が、NY、シンガポール、香港、ロンドン、パリと世界中の大都市やリゾートを舞台にユーモアと皮肉たっぷりに華やかに描かれる。
著者のケヴィン・クワンはシンガポールで生まれ、11歳で米国に渡り主にデザインや美術のジャンルの仕事に就き、本書が作家としてのデビュー作となる。シンガポールでの自身の経験や思い出がふんだんに盛り込まれているという。
主な舞台は、米朝会談でも話題となり、ビジネス的にも観光的にも暑い視線を浴びているシンガポール。
風景・食事・ファッション・セレブなライフスタイル――が、ユーモアと風刺たっぷりに描かれる。
だが、その根底にあるのは、家族であり、愛である。
映画化もすでに話題。アジアを舞台にしたアジア人の話ということで、キャストもアジア圏から集められている。ヒロインのレイチェルを演じるの台湾系アメリカ人、コンスタンス・ウ。ニコラスも同じく台湾系のヘンリー・ゴールディング。そして彼の母親を演じるのは、アジアを代表する名女優ミシェール・ヨー。その他に日系イギリス人のソノヤ・ミズノの出演も話題となっている。監督はジョン・M・チュウ、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』『ステップ・アップ』シリーズを手がけるアメリカ出身のアジア系となっている。
STORY
ニューヨーク大学で経済学の教鞭をとるレイチェル・チューは、西海岸育ちのABC(アメリカ生まれの中国人)。母ひとり子一人の環境で、経済的に苦しいながらも現在の地位までたどり着いた苦労人。同じ大学で歴史学を教えるニコラス・ヤングと交際中で、約1年が経とうとしていた。「友人の結婚式があるから、僕の故郷のシンガポールで夏を過ごさないか?」ニコラスから誘われたレイチェルは一瞬悩んだが、彼との関係性や友人・両親、そしてシンガポールへの興味から旅行を決意する。しかし、その決断が、アジア中の女性&金持ち一家に大いなる波紋を与えるとは、この時の彼女には知る由もなかった……。実はニコラスは、アジアの社交界で知る人がいないほどの、大金持ち一家の長男。その伴侶の座は、女性陣の垂涎の的。そんな彼が、〝彼女〟を連れて故郷に帰ってくる――。それは、ニコラスの友人の結婚式同様のビッグでサプライズなスキャンダルでもあり、レイチェルを失墜させようとするヤン一族や、シンガポール社交界の独身女性たちのとの闘いの始まりを意味していた……。そして、ここに女性のなかで誰よりも〝彼女〟の存在を気にしている人物――彼の母親エレノアだ。ニコラスがそんな注目の存在であることを知らなかったレイチェルを待ち受ける運命とは……⁉︎
『ヴォーグ』『エル』『ヴァニティ・フェア』
『ニューヨーク・タイムズ』『ウォール・ストリート・ジャーナル』
――全米 各紙・誌で大絶賛!
めちゃくちゃイケてる!
アメリカやイギリスのシンデレラストーリーにうんざりした人に最適。
――「ニューヨーク・タイムズ」紙
読むのがやめられないほど愉快!
他に類がない、現代的な小説だ。私は食事も忘れるほどのめり込んだ。
――プラム・サイクス[作家]
独創的で小気味いい。ジェットコースターのような楽しさ。大好き!
――ジャッキー・コリンズ[作家]
シンガポールの上流社会を人類学的に考察したきわどい作品。
――「エル」誌
たくさんのプライベート・ジェットとより巨大な豪邸、そして信じられないほど巨額の富でドーピングした『ダイナスティ』。
――ヴァニティフェア.com
うれしいくらいに昼メロ調……。シフォンケーキのような味わいがあると同時に、度を越した放蕩を暴露される多くの登場人物たちの過剰な物質欲に舌打ちするだろう。
――「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙
お節介な大家族と果てしないルブタン・コレクション――それらに囲まれたジェットセッターの人生を描いた風刺的な物語に夢中させられる。
――「グラマー」誌
金持ちと不潔な金持ち、そしてクレイジーな金持ちがいる……。『高慢と偏見』を思わせるパロディ小説。
――「ピープル」誌
今年出版されたなかで最高に〝愉快〟ではないとしても、ほぼ〝最高〟なのは間違いない。
――「デンヴァー・ポスト」紙
デリシャスなデカダンが詰まった、48カラットの輝きを放つ超絶面白いお手軽小説。『クレイジー・リッチ・エイジアン』はエキゾチックなビーチで、超高額なサングラス姿で読むべし!
――「エンターテインメント・ウィークリー」誌
レイチェルの一点の曇りもない純粋さが、彼女を取り巻く魅惑的すぎるアジア人たちの複雑な人間関係を巧妙に引き立てる。見た目は中国人だが、中身は完全なアメリカ人である彼女の視点によって、読者はこの小説が多くを割いているアジアの文化間に存在する無数のニュアンスを理解できるだろう。
――タッシュ・オー[作家]
陽気な作品……、薄っぺらい贅沢さと人間の献身について、生き生きと描かれた懐の深い物語。
――「ボストン・グローブ」紙
小説中で登場人物が論じ合う、シンガポールのストリートフード同様に刺激的なほど大胆かつうっとりするほど甘美的な作品。
最高のサテみたいに辛口で熱く、誰もが好きなデザート〈ピーサン・ゴレン〉を食べた時みたいに夢心地にしてくれる。
現代の風習について書かれたとんでもなく滑稽で洞察に満ちた小説を味わい、楽しんで!
――リサ・シー[作家]
あっという間に気に入った……、富と滑稽が支配する世界にようこそ!
――「O」誌
恋に落ちることとお金にまみれることを正しく理解しているとケビン・クワンはデビュー作で証明した。
――デイリーキャンディ
新旧合わせたシンガポールの途方もない富豪ワールドについての痛快な風刺小説であり、役立つガイドブックでもある。
――デイリー・ニュース
ジェーン・オースティンか、もしかしたらイーディス・ウォートンがシンガポールで取材して、習俗についての生き生きとした痛快な小説を書いたのだろう。
シンガポールの風習が生き生きと描かれた作品――きっと、ジェーン・オースティンか、イーディス・ウォートンが取材して執筆したものだろう。
――カーカス・レビュー
鋭くて、愉快で、セクシー……、ラブストーリーであると同時に、ジャッキー・コリンズの名作と初期のイーヴリン・ウォーの強力なコンビネーションでもある。
――マイケル・コーダ[作家]
旧家出身であること、そして〝とてつもない金持ち〟であることがどういう気分なのかついて書かれたウィットに富んだ皮肉な浮かれ騒ぎ。
――パブリッシャーズ・ウィークリー 今週の1冊
■著者プロフィール
ケビン・クワン
Kevin Kwan
シンガポール生まれの著者は、11歳で米国に渡り、パーソンズ美術大学を卒業。『マーサ・スチュアート・リビング』誌やデザイン会社などで働いたあと、2000年にクリエイティブ・スタジオを設立。ニューヨークタイムズ紙やMOMAのビジュアル・プロジェクトの制作に携わる。2014年、シンガポールでの自身の思い出や経験をベースにした本作でデビュー。ベストセラーとなり、“China Rich Girlfriend” “Rich People Problems”とシリーズ化された。2018年には、映画化もされている。
www.kevinkwanbooks.com
おすすめコメント
世界17カ国の女性たちの心を掴んでベストセラーとなっていた作品の待望の邦訳版がついに発売。
家族や夫婦、親戚――結婚にまつわる、〝家族の絆〟と〝愛〟に揺れるカップルの姿が、ユーモアと風刺たっぷりに描かれる。
主な舞台は、ビジネス的にも観光的にも暑い視線を浴びている都市、シンガポール。
観光・食事・ファッション……セレブなライフスタイルにも注目!
映画化も進行しており、8月15日より全米公開となります。直後の日本での原作出版は、話題になること必至。
日本での映画公開は、9月28日(金)からになります。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784801915824 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
まさにクレイジーなる、絢爛豪華な世界!上巻ではお金持ちたちの、いやらしいほどの心の動きをこれでもかと描写され、その贅沢ぶりには羨ましさを通り越して、達観するようになり下巻に突入。下巻に入ってからは、予想していたことと、えっ?と驚くことが入れ替わり立ち替わり発生。
お金があるからこその傲慢さと、勘違い、そこに気づいた人たちと気づかない人たち、そしてそれを有効利用する人たちの動きに、胸のすく思いをした。
そして資本主義社会の行き着く先は、これなのか?という思いも。
現代版おとぎ話は、恋愛もののようで、強烈な皮肉が込められているのかもしれない。
主人公であるヒロインが経済学者だというのも、なんという設定なのか!とおかしくなる。
3部作とのこと、他の作品も読んでみたい。