Aさんの恋路。
やまもとりえ
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刊行日 2018/07/02 | 掲載終了日 2019/11/13
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内容紹介
30代、恋人なし。独身OLの人生模様、怒涛の第2幕!
Aさんたちの部署に、「さとり世代」のキラキラ新入社員女子がやってきた!
ざわつく職場。そして恋愛より結婚より子供より、
自分の時間を好きに使っていたいと自由を愛するAさんにまさかの恋の予感…!?
20代後輩ちゃんたちの悩みって…!?
1作目で大人気だった課長の過去も暴かれる…!?
今を生きる女性たちに共感の嵐呼ぶこと間違いなし!
の、心優しいストーリー漫画
おすすめコメント
未婚・既婚でライフスタイルや働くことに対する考え方が
大きく異なってくる(ことが多い)「女性」たち。
そんな女性たちの解決し難いもやもや、あるあるを
とある職場の未婚のAさん、子持ちのBさん、
その他登場人物たちの視点から描いた群像劇『Aさんの場合。』(2016年・弊社刊)の続編。
未婚・既婚でライフスタイルや働くことに対する考え方が
大きく異なってくる(ことが多い)「女性」たち。
そんな女性たちの解決し難いもやもや、あるあるを
とある職場の未婚のAさん、子持ちのBさん、
その他登場人物たちの視点から描いた群像劇『Aさんの場合。』(2016年・弊社刊)の続編。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784396616496 |
本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
関連リンク
NetGalley会員レビュー
「123 きよきよしい!」
すごい単調。そしてなぜか3色。
3色ボールペンなのですかね?
そして欄外にキャラクターが出てくる
それがすごく味がある。
だんだん欄外がたのしくなったら3色なのが必然に思え、
さらに、単調が故に、ものすごく刺さった。
深く、深く刺さる作品。
もしかしたら感情投影しやすいかも。
すいすい読めるし楽しくて辛くて
自分を見つめ直すきっかけをくれる本でした
すごいいい本だと思います!
ノートの落書きみたいなシンプルな絵ですが、すごく心に刺さりました。
女性キャラにはもう共感しかない。そこに課長の言葉がずきりと刺さる。
「どんな人生でも後悔はあるから、なるべく後悔の少ない人生に」とか「小さな選択を繰り返しているうちにこうなっていた」とか「女性はどんな人生を生きても地獄」とか心にズキリズキリズキリと突き刺さります!
でも、おばあちゃんの言葉で救われます。好きなものに囲まれて生きる、私もそうなれたらいいなって思いました。
登場人物たちのセリフも独白も沈黙も、じわじわーっと胸に刺さってくる。致命傷じゃないけど結構効いてくる。
ああー、それ言っちゃうんだ?のちいさな驚愕とかすかな絶望。
雑なテイストのタッチで雑に毒を吐いちゃう、その裏の繊細すぎてめんどくさい心のモヤモヤ。
実に微妙なところをついてくる作品です。なめたらあかん。
結局、恋愛をして結婚をするのが全ての(男女問わず)人々の幸せだと言われたらやっぱり納得できないけど、でも、ずっと自分らしくたった一人で生きていくのは大変だなということは、すとんと胸に落ちてきました。おばあさんの言葉が正しくて、優しくて、リアルで、でもやっぱり温かくて、読後将来についてしみじみ考えてしまいました。少しでも後悔がないように、人生を肯定出来るように、頑張る気持ちをもらえました。
単調な3色のシンプルな絵ですが、物凄く心に響き、刺さるものがありました。
味のある、心に残る言葉もたくさんあり、とても素敵な作品でした。
小説にない、シンプルで簡単な言葉にとても重みがあり、とても感動しました。
#Aさんの恋路。 #NetGalleyJP
私も30代女子ですが共感できました。
らしく見えてるからといっても、幸せとは限らないことや、幸せにも多様性があること。悪気のない先入観や偏見や、悪意のあるマウンティングや嫉妬も生きていくには避けられないかもしれないけど、自分が楽しくいることが一番幸せなのかも。
なりたい自分になるのは難しいけど、居心地の良い自分の人生を生きることはできるかな。
女性の幸せって何かなってことを色んな目線で考えさせられました。正解はないし間違いもないから、女性同士がお互いの生き方を認められれば、今よりももっと傷つく人が減るのかな。
絵の色合いはセンスを感じられてタッチも好きでした。小さな恋のメロディみたいですね。
「Aさん」と主人公を記号化しているところもなるほどと思いました。
面白かったです。
A子さんにも幼馴染にもあの子にも新人ちゃんにも課長にも、どこかしらで共感、もしくは応援してしまいます。
ユルイ絵とは裏腹に、今を生きるすべての人に贈りたい漫画です。
あなたは誰に共感しますか?
誰を応援したいですか?
読みはじめは「よみづらいなぁー」と感じたが、10ページくらい読むと「味があっていいかも」と感じはじめた。
半分くらい読むと「わかるわかる」と共感する。
終盤では、「自虐は控えよう」と反省した。
そして、「自分の好きなことってなんだろう?」って自問してみた。
私自身は既婚者だが、もしまだ未婚だったなら、Aさんのように悩んでいたに違いない。妻と結婚できた幸せを再認識できました。
単純な絵なのに、人物が描き分けられていて分かりやすい。
会社内のやりとりが温かい。
それぞれが名言を持っていて、いい感じの距離感があって、居心地良さそうだから婚期を逃した?
結婚って、よほど積極的にならないとできない時代になってきたのかな。
30代、恋人なし、独身OL。
はー……身につまされる話ですわ。すでに30代は過ぎ、アラフィフですが。
そう。独身者は独身者で世間の、多分悪気ない善意の一言に傷つき、耐えているのです。と同時に、傷つくことが怖くて一歩踏み出せない。深く関わらない。自分で自分を貶めるというスパイラルに。
あー痛い。痛い、傷ついていると言えればいいんでしょうが、そこで笑って見せちゃうんだな。平気なふりしちゃうんだな。これが。平気なふりをしているうちに、だんだん不感症になっちゃうんだ。
あー痛い。
Aさんはまるで自分を見ているようであったり。
課長の一言に逆上して、それって図星ってことかなって思ったり。
課長の一言は色々足掻いてたどり着いた答えだったり。
ほんとのところはやっぱり自分しかわからないものだったり。
ちょっと前に通り過ぎた部分を、ちょっと引いた立場から振り返ってしまいました。状況は全く変わっていませんが、心情は大いに変化したであろう自分を、改めて大切にしようって思いましたね。
シンプルな絵は、淡々と進んでいくAさんの日常と、実はスパッと鋭い視点を中和していますね。リアルな作風だったら素直に読めなかったかもしれません。
Aさんと同じ30代、恋人なし、独身女性が読むと、自分の中のAさんを見つめる機会になると思います。すでに結婚している方、違う年代の方にも手にとって欲しいなぁ。あなたの隣のAさんとの関係がちょっと変わるかも。
あ、そうそう! Aさんのおばあちゃんの存在に救われました! そこは読んでのお楽しみ。