32歳で初期乳がん 全然受け入れてません
水谷緑
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刊行日 2018/07/12 | 掲載終了日 2022/05/11
竹書房 | 7/12
ハッシュタグ:#32歳で初期乳がん 全然受け入れてません #NetGalleyJP
内容紹介
『精神科ナースになったわけ』が大ヒット!
医療系コミックエッセイを多数描き続けてきた水谷緑が
自身の体験を元に描いた乳がん闘病コミックエッセイ!
6年前に膵臓がんで父を亡くした私が、32歳で初期乳がん…。
人にがんを伝えれば引かれるし、妊娠に影響があるかもと聞いたし、
私、独身だし、将来どうなるの?
目次
第1話 乳がん検診で引っかかる
第2話 乳がん治療は妊娠に関わる!?
第3話 パートナーに期待する反応
第4話 がん確定 治療費にショック、さらに手術まで2ヵ月待ち
第5話 がんで亡くなった父(1)死がイメージできない
第6話 がんで亡くなった父(2)だんだん死んでいく
第7話 がんで亡くなった父(3)死というものは
第8話 自分にとって胸はどういう存在か?
第9話 がんと伝えたときの他人の反応 世間の「がん」のイメージと揺れる自己
第10話 MRIと遺伝子検査 胸の変形への不安
第11話 執刀医に気持ちが通じない
第12話 執刀医を変えてもらうか?
第13話 執刀医は変わったけれど
第14話 手術直前、追い詰められて取った行動
第15話 入院 母、帰る
第16話 手術前夜の開放 おだやかな手術
第17話 手術直後のからだ
第18話 なぜがんになったのか 放射線治療スタート
第19話 見えない疲労
第20話 治療が終わっても終わらない 怒っていた私
治療費についてのコラムや
監修、自由が丘みきブレストクリニック院長・森美樹先生の解説もあり。
出版社からの備考・コメント
3章までの公開となっております。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784801915350 |
本体価格 | ¥1,000 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
女性にとって乳がんの罹患率とは3人に1人。とても身近な問題であり、昨年検査して大丈夫だったからと言って、今年も大丈夫と安心できないという怖さ、心配。
女性だからこそわかる大きな不安がリアルに描かれていました。
私の友人にも2人乳がんの子がいます。この作品と同じように30代前半で発覚しました。
2人とも今は元気に全く問題なく仕事をしていますが、現在はまだ独身。がんの治療のせいで妊娠しにくくなるという現実は、結婚や出産を目前に控える30代前半の女性にとって比較するものがないほど大きなショックだと思います。なので、婚活で相手を探すシーンはリアルで、親近感が湧きました。
正しい情報がわかりやすく載っているので、乳がんに興味がある人、理解したい人にとてもオススメだと思います。
私が乳がんの検査をしたのは26歳が最初で最後で、それ以来検査をしていません。父方の祖父は癌で亡くなったのですが、癌家系かどうかはわかりません。今私は欧州の先進国で暮らしていますが、30代も半ばに差し掛かった時に、さすがに一回は検査をしなくちゃなとかかりつけ医に言ったら、「身内が乳がんになったことは?なにかしこりがあるとか気になることはある?」と聞かれ、いや、日本で26の時からずっと検査をしていないのでというと、「46歳以降じゃないとここではよっぽどのことがない限りマンモグラフィとかはさせないわ。やるとしても触診だけしか処方できないわ」と言われました。この漫画を見てちょっと心配になりました。しこりとかだって、素人にはあまりわからないし。でも健康診断とかいろんな血液検査も「何か症状が出ない限り処方しない」スタンスのこの国。少し不安に思いました。症状出たときには遅いんじゃ・・・。それとも日本が検査しすぎなのかな。医療ってよくわからないです。
作者さんの本が大好きで、今まで全部読んでます。
後で書籍も購入してすべて読んだ上の感想ですが、がんを告知された人の心の動きはこんな感じなんだ、ということが一例として非常によく分かりました。
特に手術が成功しても形が変わるかもしれない乳がんの場合、手術前の疑問や怯えなど尋常ではないのでしょう。自分ががんになったら、また周囲の人たちががんになったらどう接すればいいのか、その心構えが少しできたかなと思いました。(独、に関しては同じ境遇なので後ろから殴られたくらいのダメージでした。独、でそんなに悪いのか…)
作者さんは幸運ながら(という表現もよくないかもしれませんが)、ステージ0で再発の可能性も低いとのことでほっとしました。今後も素敵な作品を読ませて頂けることを楽しみにしています。
ただ一つ、作者さんが大変だったのは重々承知の上ですが、『第二の患者』とまで呼ばれる、患者を支える周囲の人たち(今回の場合お母様や彼氏さん)に対してかなり攻撃的なシーンが多く、またそのフォローが手術後もあまりないのはちょっと引っかかりました。実際自分自身が患者になったらと過程して、周囲に気を使う余裕がないのは分かります。分かりますが、せめて本として出すのならそこも少しでいいから描写して欲しかったです。きっとお二人もとても作者さんを心配して、支えようと必死だったと思うので(と思うくらい作者さんの周囲に対するシーンは読んでいてこちらの気持ちが落ち込むくらいきつかった)
私も乳がん検査で引っかかったことがあり、人事とは思えずに読みました。
結果がわからない不安やもやもやがよく描かれていると思います。
乳がんて、身近だけど、普段はなるべく考えたくない事柄。
それをこんな風に漫画でわかりやすく描いてもらえると、読みやすくてありがたかったです。
女性全般に勧めたい本だと思いました。
ガンだと告知されるまでの短縮版でした。いろんな方が癌のコミックエッセイを出版されていて、それでも人それぞれ症状や感じることは違うだろうと思うので、たくさんのケースが読めるのはいいことだと思います。続きが気になります。
3章まで読みました。
初期乳ガン、ということが発覚したところまでてす。
たまたま受けた検査で、ひっかかり…。
ガンなんて、自分がなるまでは、どこか他人事、という人が多いのではないでしょうか。
いざ、ガンの疑いあり、と言われたら…
頭のなか真っ白になるのだろうと思います。
病気になるなんて、ネガティブなことですから考えたくないですし、起きるかわからないことを心配して生活していくのもどうかと思い、目をそらして日々過ごしているわけですが、可能性がそれなりにあるものであれば、予備知識として知っておいて損はないかと思いました。
心構えのためにも、少し考える機会にしたいと思いました。
ガン患者の闘病記って、だいたいが「ステージが高い人(特に治療困難者)」とか「泣かせてなんぼ(でも私は頑張って生きてる!)」系のものが多いけれど、この作品はぜんぜん違っていてとてもおすすめです。
出版社もよくぞ「ステージ1」という早期ガンの話をリリースしてくれたと思いました。
私も作者と同じ若年性乳がん患者ですが、ガンになったからって「何にでも感謝できるようになった」とか「気づきをありがとう」みたいな聖人君子な話にはウンザリしてましたが、この作者は違っていて、「そうだそうだ! そんなにすぐにいい人になんて、なるわけないんだよね!」と思いながら読みました。
たとえば彼氏に浅はかな励ましの言葉を投げかけられた時にイラっとするとか、主治医の冷たい対応に不満がつのるとか……これ、ガン患者の「あるある」です。
思い切りがいいほどキレイゴトが一切ない、本気で本音の作品がコレです。
美しくまとめられているガン患者の話に食傷気味な人にもおすすめします。
(余談ですが、ほかの人のレビューに「3人に1人が罹患する病気」とありますが、それは間違いです。2019年1月現在、「11人に1人」が正しい情報となります)
とてもわかりやすく興味深く読めました。特に30代女性には共感できるところが沢山あると思います。
乳がん検診の大切さ、乳がんになるとどうなるのか、あまり深く考えたことが無かったのでこの本が読めて良かったです。
ただやはり内容が重いので、私は大丈夫なのかと読んでいて不安になります。
前にハーゲンダッツが子宮頸がんの検査のプレゼントをやっていたので同じ女性の病気だと思い読みました。がんになると妊娠できなくなる可能性が出るなんて知らなかったし、がんなんて人事だと思っていました。でも30代の人でもなるし、遺伝子によってはもっと若くてもなるということを知ってびっくりしました。作者は早い段階でがんが見つかっているが、あくまで日ごろの検査の結果がきっかけとなっているので、私も検診に行かなければと思いました。
ふたりにひとりが癌になるという時代。身につまされる物語ですが、淡々としたどこかコミカルな画風と、とても分かりやすい内容で、サクサク読めてしまいます。主人公の恋愛も絡んでいて、続きが気になる興味深いお話でした。
第三章までしか読めませんでしたが、乳がんの患者さんの多い中で真面目にとても自分の心中を表していてとても
神妙な面持ちになりました。
続きが、どうなっていくのか?作者が「乳がん」をどうやって受け入れていくのか?
また、支えてくれる人がいるか?など気になることがたくさんありました。
ぜひ、全章読みたいと思います。
#32歳で初期乳がん 全然受け入れてません #NetGalleyJP
新刊でお店に来た時から気になっていた本です。
わたしも作者さんと同じ病気で、
告知されるまでの不安や心細さがリアルに伝わってきます。
周りに伝えた時、
「大丈夫。」
「初期でしょ。」
「早く見つかって良かったね。」
と言う励ましの声に、ウルセェ根拠もなしにお気楽な事言いやがって!と、素直に受け取れない自分を思い出しました。
みんな、検査受けよう!
出来ればエコーとマンモ両方で!