友を待つ

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刊行日 2018/07/20 | 掲載終了日 2018/07/22

ハッシュタグ:#友を待つ #NetGalleyJP


内容紹介

『トリダシ』『ミッドナイト・ジャーナル』『傍流の記者』など記者ミステリの第一人者が描く最新作。

今度は“週刊誌”記者だ!


新聞は事件を、週刊誌は人間を追いかける――

不法侵入で逮捕された伝説の週刊誌記者が、取り調べ中に一言だけ語った「友を待つ」の真意とは?

“過去の因縁”を断つべく、記者たちが奔走する著者渾身のミステリ。



【著者】
本城雅人(ホンジョウマサト )

1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞記者、競馬雑誌デスクを経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。翌年に同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に、新聞記者たちの地道な取材をテーマとした『ミッドナイト・ジャーナル』が第38回吉川英治文学新人賞を受賞。18年、『傍流の記者』が第159回直木三十五賞候補となる。いま最も注目される作家のひとり。主な著書に『ボールパークの神様』『誉れ高き勇敢なブルーよ』『トリダシ』『英雄の条件』『紙の城』などがある。

『トリダシ』『ミッドナイト・ジャーナル』『傍流の記者』など記者ミステリの第一人者が描く最新作。

今度は“週刊誌”記者だ!


新聞は事件を、週刊誌は人間を追いかける――

不法侵入で逮捕された伝説の週刊誌記者が、取り調べ中に一言だけ語った「友を待つ」の真意とは?

“過去の因縁”を断つべく、記者たちが奔走する著者渾身のミステリ。



【著者】
本城雅人(ホンジョウマサト )

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出版社からの備考・コメント

校了前のデータをもとに作成しておりますので、刊行時に内容が変わる可能性がございます。

校了前のデータをもとに作成しておりますので、刊行時に内容が変わる可能性がございます。


おすすめコメント

(担当編集より)

現在「文春砲」と世間で言われるように、新聞以上に数々のスクープを飛ばしているのは週刊誌です。吉川英治文学新人賞を受賞した『ミッドナイト・ジャーナル』では新聞記者たちの地道な取材がテーマでしたが、今作は週刊誌記者たちのチームワークを描いた傑作ミステリに仕上がっています。本城先生は記者時代の経験と取材をもとに今作を手掛けています。

(担当編集より)

現在「文春砲」と世間で言われるように、新聞以上に数々のスクープを飛ばしているのは週刊誌です。吉川英治文学新人賞を受賞した『ミッドナイト・ジャーナル』では新聞記者たちの地道な取材がテーマでしたが、今作は週刊誌記者たちのチームワークを描いた傑作ミステリに仕上がっています。本城先生は記者時代の経験と取材をもとに今作を手掛けています。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784488027889
本体価格 ¥1,800 (JPY)

NetGalley会員レビュー

記者モノに定評のある本城雅人さんの新たな傑作。
これまでの作品は著者の経験した新聞記者が多く扱われてきたが、今作は週刊誌記者が主人公。「新聞は事件を、週刊誌は人間を追いかける」というセリフのとおり、従来よりさらに濃厚な人間ドラマが描かれている。
容疑者が取調中に語った「友を待つ」の真意は?これが本書の全てであり、そのままタイトルにしたセンスの良さ、さらに熱い記者魂がぶつかり合う様や爽快な読後感は、いかにも本城雅人さんらしい。前作『傍流の記者』は直木賞候補として注目されているが、本書も全く引けを取らない。「友との絆」はありきたりのようで深いテーマであり、著者の技量を問われるが、鮮やかな筆致で見事に描かれている。
勿論ミステリーとしての読み応えもあり、読後改めて冒頭シーンを確認してニヤっとするまでがワンセットという感じ。
さらに特筆すべき点は目黒署刑事 長谷川涼子の存在。警察側の視点は欠かせないとしても、シングルマザーとしての奮闘等、私生活も丁寧に描いているあたりは、無くても物語は成立するものの、作品の深みを増している。警察の縦社会・男社会でもがき苦しみ戦う様も、女性読者の共感を得るのは間違いない。
本城雅人さんに関して「通好み」「知る人ぞ知る作家」という過小評価は、吉川英治文学新人賞受賞や直木賞候補という実績、そしてこの『友を待つ』で改められるべきで、実際そうなりつつあるのがファンとして嬉しい。いずれ「日本中の誰もが知る作家」になるはず。

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