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刊行日 2018/08/10 | 掲載終了日 2018/09/21

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内容紹介

ベストセラー「クリムゾン・リバー」(東京創元社)の著者による衝撃作!


濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害―遁走性フーグ症―のある男が救助され、精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。同時刻、駅の外れで牛の頭をかぶせられた全裸死体が発見され、若い女警部アナイスが現場へ急行する。マティアスとアナイスの抱えたものは、捻じれながら絡み合っていく。

マティアスは、患者の正体を探ろうとするうちに、自らもまた遁走性フーグを発症して記憶喪失と人格遷移を繰り返してきたことに気付かされる。そして、自分こそが殺人犯なのではないか、と疑いを抱く。孤独な四十代の精神科医が、その原因である多重人格性を受け入れ、遁走する自分を追いながら過去を切り開き、真犯人を探しだそうとする。

女警部アナイスは、次々に発見される死体を手掛かりに、事件の真相を追い求め、同時にマティアスを追い求める。マティアスは犯人ではないとの根拠のない確信と、制御不能な渇望に駆り立てられたアナイスは、深刻な神経症を再発し、動き続けるために迷いなく覚せい剤を打つ。アナイスは捜査の正道を踏み外し、やがて自らも犯罪者の側へと落ちてゆく。

霧のボルドーからマルセイユのホームレス世界へ、ニース郊外の特殊施設を経てパリの現代アートシーンへと、予想できない鋭角さで展開してゆく物語を、孤独な二人マティアスとアナイスのもどかしい愛が走る。


☆フランス国営テレビドラマ化作品(2014~2015)

☆価格は現在予価になります。

ベストセラー「クリムゾン・リバー」(東京創元社)の著者による衝撃作!


濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害―遁走性フーグ症―のある男が救助され、精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。同時刻、駅の外れで牛の頭をかぶせられた全裸死体が発見され、若い女警部アナイスが現場へ急行する。マティアスとアナイスの抱えたものは、捻じれながら絡み合っていく。

マティアスは、...


おすすめコメント

大人気著者による話題作です!

「クリムゾン・リバー」ファンは必見の一冊。

大人気著者による話題作です!

「クリムゾン・リバー」ファンは必見の一冊。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784813271567
本体価格 ¥1,900 (JPY)

関連リンク


NetGalley会員レビュー

サスペンスミステリーアクションというのか、目の前で繰り広げられる展開のはやさと、どんどん深まる謎の世界から抜け出せなくなる。
2人の主人公が交錯するシーンもあまりなく、とはいえ絶妙な距離感。同じ犯人を、謎を追うなかで、謎が謎を手繰り寄せてしまい、名前も立場も変わっていくことも読み手が受け入れやすい設定も、面白い。
あっと驚くラストまで、何がどうなるのか1つひとつ解きほぐし戻り、波にのまれ、たどり着く真相に、驚くことだろう。
願わくば、アナイスのその後の活躍も読みたい。

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