赤字30億円からV字復活させた 逆転発想の人材・組織改革術
駒村純一
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2018/06/22 | 掲載終了日 2018/09/26
ハッシュタグ:#逆転発想の人材・組織改革術 #NetGalleyJP
内容紹介
◆目次
第一章 老舗企業はどのように復活したか
第二章 会社に新風を吹き込んだ「第四新卒」
第三章 中高年が活躍できる組織が「勝てる組織」
第四章 森下仁丹の「線路10本思考」とは
第五章 常識にとらわれずに会社風土を変える秘訣
◆内容紹介
NHK『クローズアップ現代+』、『経済フロントライン』などで話題!
「人生100年時代」「ミドル転職」の光明になる人材活用・組織改革術がここにある!
「人生100年時代」と言われ、中高年のミドル転職が注目を集める昨今。50代を中心とした経験者を「第四新卒」と名づけて大々的な採用広告を打ち、“オッサン”を一括採用して成功を収めているのが、老舗の医薬品・健康食品メーカーの森下仁丹だ。
「第四新卒」とは、新卒(大学などを卒業したばかりの人)、第二新卒(新卒で企業に就職したものの、3年以内に退職した人)、第三新卒(大学院博士卒で未就労の人)に対し、社会人として長年経験を積んだ人材を指して名づけた、同社のオリジナル用語だ。
この「第四新卒採用」というユニークな試みを行ったのが、著者である同社代表取締役社長・駒村純一氏だ。著者は「どんなにイキのいい新卒を採用しても、指導役がいなければすぐに辞めてしまう。彼らの指導役に適しているのは、現場の最前線で働く30~40代ではなく、その上の50代だ」と、オッサンを募集した理由を語る。
実は、何を隠そう、著者自身が三菱商事で30年間勤め、海外の事業投資先社長を務めたのち、52歳でさらなるチャレンジを求めて森下仁丹に転職、「赤字30億円」という倒産危機からわずか3年でV字復活を成し遂げた「第四新卒の成功者」なのだ。
著者は森下仁丹に執行役員として入社後、125年の歴史を持つ老舗企業でさまざまな現代的改革を断行した。『仁丹』一本に頼るのをやめ、そこで培った技術を産業・工業分野に発展させる。同時に組織をフラット化、年功序列を廃したポストの入れ替え、集中と選択ではなく、逆に「線路は10本走らせる」……。チャレンジ精神に満ちたベテランである「第四新卒」の募集は、それら大胆な施策をスピーディーに実行していくうえで必然であったという。 本書では、著者が自身の15年間にわたる企業改革を振り返りながら、人生100年時代に対応する、オッサンを活用した組織で勝つ方法について語る。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784594079239 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
祖母がいつも持っていた美しい刺繍のバックから時々取り出して、手にトントンと出していた不思議な粒、仁丹。眺めていると、梅味の仁丹を別に私の手に乗せてくれたものである。
この本は、その仁丹の会社を復活させた社長による組織と人の活用術だ。頷けることが多いが、それを実際の組織の中で実現するのには、旧弊の壁が大きく立ちはだかるだろうな、と想像できる。
第四新卒という発想も、同時並行で進めることの必要性、視点が変わらなければ組織も良くならないことも納得することばかり。
自分の中でこの本の言葉が、熟成されながら行動の後押しをしてくれるだろう、チャレンジしたいことを私も俎上に乗せてみよう。
三菱商事から森下仁丹に転職された著者の体験。
小さい頃からその存在は知っている森下仁丹。ですが仁丹自体は子供心に美味しくないものという印象が先行し、実際に口にしたことはなかった。その後会社自体がそんなに傾いた状態にあったことも知らず、たまたまこの本を手にしました。
最近森下仁丹の甜茶のど飴が良いと嫁さんから進められ口にするようになり、あの仁丹の会社がこんなものも作っているんだと思っていたところでしたが、駒村社長の考えの中で生まれた商品なのかな?
新しい事にチャレンジするのはいいことだけど、失敗を恐れるとなかなか判断できないし、自分の責任にしたくないから判断を人に委ねてしまう事も多い。
でもチャレンジする風土に変えることができれば、会社は社会から必要とされる存在で有り続けられるのかもしれない。(そもそも会社が社会から必要とされる存在であるべきと考えていないとチャレンジするのは違った方向かもしれないが)
結果的にうまくいったから言えるのでは?というある意味勝てば官軍的に捉えられる部分もあると思いますが、チャレンジする、変わろうとするという思いがなければ決して答えは出ない。
自分自身の成長も無いということは確かです。非常に前向きな気持になれる作品。
人口減の世の中において外部環境は良くなることは無いだろうが、そんな中で少し意識を変えるだけで、景色がずいぶんと変わって見えるんだということを伝えられたような気がします。