一行怪談(二)

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刊行日 2018/07/09 | 掲載終了日 2018/07/26

ハッシュタグ:#一行怪談(二) #NetGalleyJP


内容紹介

Twitterで話題沸騰!

たった一行に込められた、美しい悪夢のような物語集。

 

解説の大槻ケンヂ氏も「一行怪談、と定義づけられているが、これは時に短歌であり、散文詩であり、あるいは文学でありオカルトであり絶妙のショートショートでもある。発想、技術が、すごい、すご過ぎる」と大絶賛!

 

想像力を刺激され、恐怖や不安、幻想、ユーモアなどを感じられる作品を多数収録。

奇妙で恐ろしい世界に迷い込んだような新感覚の怪談集。

 

 【一行怪談凡例】

・題名は入らない。

・文章に句点は一つ。 

・詩ではなく物語である。

・物語の中でも怪談に近い。

・以上を踏まえた一続きの文章。

 

◎内容例

 

食べられないものありますか? と出されたメニューに人の名前しか書かれていない。

赤いおじさんか青いおじさんが来るだろうけど絶対ドアを開けないでね、と言いつけられて留守番している。

 

首を絞められた人間が最期にもらす一息だけを集めて膨らませた風船が、どこまでも空を上っていく。

Twitterで話題沸騰!

たった一行に込められた、美しい悪夢のような物語集。

 

解説の大槻ケンヂ氏も「一行怪談、と定義づけられているが、これは時に短歌であり、散文詩であり、あるいは文学でありオカルトであり絶妙のショートショートでもある。発想、技術が、すごい、すご過ぎる」と大絶賛!

 

想像力を刺激され、恐怖や不安、幻想、ユーモアなどを感じられる作品を多数収録。

奇妙で恐ろしい世界に迷い込んだような新感...


おすすめコメント

たった一行なのに怖い、まったく新しい怪談集としてTwitter上で大きな話題をあつめた『一行怪談』待望の第二弾がいよいよ登場!



たった一行なのに怖い、まったく新しい怪談集としてTwitter上で大きな話題をあつめた『一行怪談』待望の第二弾がいよいよ登場!




出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784569768458
本体価格

NetGalley会員レビュー

シリーズ第2弾。
前作がおもしろかったので、第2弾が出て嬉しいです。
たった一行(一文)の恐怖。
一文しかないからこそ、その情景を想像しまいます。
ダイレクトに伝わってくるもの、しばらく意味を考えてしまうもの、さまざまな種類の恐怖が待ち構えています。
大槻ケンヂさんの解説では、作者の姿が見えておもしろかったです。
挿絵もパワーアップしていました。
これから暑くなる季節。背筋が冷たくなりたい人にはオススメです。

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書いてあるのはたった一行。それなのに見事に怪談になっている。コンセプトも面白いが、一行だけで読む人をゾクッとさせる、文の可能性がすごいなと思った。

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想像した怪談ではなく、怖いと言うよりは気味が悪いという感じ。
短文であるため、すぐに理解できるものと、少し考えないとわからないものがありましたが、「うまい!」と思わず声を出してしまうようなストーリーは流石です。

大槻ケンヂさんの解説「一行怪談と定義付けられているが、短歌であり、散文詩であり、あるいは文学であり…」とありますが、この手の本を初めて読む人は、そちらを先に読むとさらに読みやすくなるかと思います!

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今までになかったタイプの怪談。
短ければ短いほど情景が浮かび、怖さと気味の悪さを感じずにはいられませんでした。
さらに挿絵の無気味さが、物語りに拍車をかけていました。

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読んでスグにゾクッと怖いもの、時間をおいてジワジワと怖さが染みてくるもの、様々なタイプの恐怖が1行にギュッと濃縮されていて後味が悪い。ページ毎に得体の知れないモノが淡々と迫ってくるようで、ジトっと手汗が滲むような読後感でした。

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一行怪談とはなにぞ?
タイトルに惹かれて手に取った。
1ページ目に一行怪談凡例が掲載されている。「文章に句点は一つ」「詩ではなく物語」「一続きの文章」などなど。
シンプルな括りがあることで簡単にはクリアできないゲームになる。
俳句や短歌、ショートショートも文字数に制限があるからこそ、知恵をしぼる。だからこその感動だ。これは俄然面白くなったと、ワクワクしながらページをめくった。

怪談の難しさは怖いというところから始まるところ。
「サァ、怖がらせてもらおうか」と構えて座った読者の期待を越えたところに面白さがある。
一行怪談はそのハードルをやすやすと越えて行ってしまった。それも思いもよらぬ角度で。
日常の隙間、薄暗い所にまぎれる説明のつかない不安、狂気とも妄想ともつかない何かといった一行に収まりきれない世界が凝縮していた。いや、一行だからこその凝縮かもしれない。

読み終えて本を閉じたのだが、ページの隙間から何かが滲み出ているようで、落ち着かない。
怪談朗読をする身としては、これを声で形にしたらどうなるだろうかと、こちらの方でもウズウズしている。

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一行怪談 第2弾登場!
たった一行なのに、これ以上ないってくらい 想像力を掻き立てられて、結果、ものすごく怖いです(涙)。

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たった一行、されど一行。一頁に一行、状況設定とか補足説明がないけれどインパクトがあってざわざわしました。それに短すぎるせいか次の頁と話は違うのに頭の中で勝手に繋がったり混ざったりしてさらに泡立つのは私だけでしょうか。

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一行なので、さらりと読めてしまいます。一度読んで「何かおかしいな」と、改めて読み直すと実は怖いことが書いてある。その繰り返しです。私は怖がりですが、吉田さんは好きです。

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ホラーフェアをやろうとしている書店さん、一行怪談とてもオススメです。
一行で怖い。一行なのに怖い。どのページからでも読めるので普段本を読まない人でも思わずパラパラと読んでしまいます。一行しかないので解釈次第でいろんな怖さを味わえる怪談。今年のホラーフェアで展開したところ、足を止めてくれる方、興味を持ってくれる方が多かったです。フェアコーナーのVP的な役割も果たしてくれた気がします!

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