女子刑務所ライフ!
中野瑠美
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2018/05/17 | 掲載終了日 2022/03/08
ハッシュタグ:#女子刑務所ライフ! #NetGalleyJP
内容紹介
覚醒剤で、逮捕4回、通算服役12年。
あの強盗殺人犯も、某カルト教祖の妻も、放火魔も、みんな同じ塀の中!
いじめ、介護、出産、同性愛…獄中(なか)のリアルを全部ぶっちゃけます。
覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年もの月日を獄中で過ごした中野瑠美。
男子刑務所とは違い、女子刑務所は、殺人犯も放火犯も万引き犯も、罪の重さに関係なくすべての受刑者が同じ施設に収容される。
そんな「犯罪者のるつぼ」ともいえる世界で、彼女たちはどのように過ごしているのか。
獄中内のヒエラルキーから、いじめ、高齢化問題、食事やおやつの内容や、性の問題まで、塀の外からはわからない、ムショのあらゆる日常を語りつくす。
◎留置所、拘置所、刑務所の違いは?
◎トイレに行くのにも「許可」が必要
◎ムショの「エリート的お仕事」
◎夏は盆踊り、秋は運動会?!
◎あのカルト教祖妻は房内でもベジタリアン
◎あの「バブルの女帝」を介護
第一章 刑務所ってどんなところ?
第二章 ムショの一日
第三章 懲りない女たちの修羅場
第四章 覚醒剤にまつわるエトセトラ
第五章 それでも懲りない女たち
第六章 私が刑務所に行くまで
出版情報
ISBN | 9784781616681 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
「ムショ」のなかのあれこれ。
聞き書きなのか、大阪弁で語られ、するするイッキ読みできます。福田和子ととなりの房とか...へええ、というところもありますが、もうひとつ踏み込んでほしかったかも。続編ありそう。
刑務所ライフがわりと明るめに書かれていて、どんなのかなあと興味本位で読みました。著者は4度の覚せい剤での逮捕で合計12年の懲役生活。でも書かれていたのは「受刑者は反省していない」とか「地獄を見る」とか書かれていたけれど、読んでいる普通の人間からしたら「そりゃもちろん人間としての尊厳は守られなければいけないと思うけど、地獄ではないだろ」という感じで。食事の件とかシャワーの混雑とか大変なことはあるだろうけど、「刑務所」なんだから・・・。刑務官とのちょっとした恋愛みたいのも書かれていたり、「反省してなさ」が前面に出ていて、正直これは世の中に出回ってほしくない本だなあと思いました。
いや〜絶対入りたくないよ、刑務所!!
女子刑務所での生活感溢れるリアルな日々が語られている。
役に立つ事はないであろう、ムショ用語もたくさん知る事ができますよ!
意外だったのは、著者曰く、刑務所は反省できる環境ではない、という事。
刑務所での生活はとても辛いが、だからといって反省する、とはならないらしい。
罪を償い再発を防止する為には刑務所はどうあるべきなのか…
赤裸々な刑務所ライフに、驚き、笑い、ぎょっとしながらも、考えさせられる1冊でした。
ちょうど模範囚刑務所からの脱獄、逃走事件を世間を賑わせていたタイミングに読みました。逃走の原因は、ムショ内での人間関係とのこと。さもありなんと裏付けるようなこの本の内容でした。堀江貴文氏の「刑務所なう」を読んでいたので、目線の違いも面白く感じましたが、罪を償うことって?、更生とはなんぞや?と自分のなかで課題が残りました。
“どの受刑者も、罪状がなければ「普通の血の通った人間」”
作中に記されているこの言葉は、本書をそのまま物語っている。刑務所という閉鎖的な世界は多くの人からしてみれば、未知の領域だ。しかし、本書は実態をコミカルかつリアルに描いているため、刑務所が身近なもののように感じられる。罪を犯したら、どんな世界が待っているのかを生の声で知ることは、犯罪の抑制にも少なからず繋がるのではないだろうか。また、中野氏の生き方や強さを見ていると、一度罪を犯してしまっても、人生は自分でやり直すことができるのだと思えるので、パワーも与えられる本だと感じた。ストレートな口調で記されているので、普段読書をあまりしない方でも読みやすいだろう。