虚の聖域

梓凪子の調査報告書

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刊行日 2018/05/15 | 掲載終了日 2018/05/18

ハッシュタグ:#虚の聖域 #NetGalleyJP


内容紹介

☆☆☆島田荘司氏・知念実希人氏、絶賛!☆☆☆

女の本性は、最後の一行で明かされる――!

 

元警察官の著者が描く、元警察官の探偵・梓凪子。

扱う事件は、他人の聖域。

 

 

〈あらすじ〉

元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。 

理由はふたつ。ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。

大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するが――。 

責任を認めない教師、なにかを隠している姉、不可解な行動を繰り返す輝也の同級生。

すべての鍵は、人々がひた隠しに守っている心のなかの“聖域”だった。

☆☆☆島田荘司氏・知念実希人氏、絶賛!☆☆☆

女の本性は、最後の一行で明かされる――!

 

元警察官の著者が描く、元警察官の探偵・梓凪子。

扱う事件は、他人の聖域。

 

 

〈あらすじ〉

元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。 

理由はふたつ。ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。

大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也...


おすすめコメント

元女性警察官、しかも元白バイ隊員の著者が描く本格捜査小説がいよいよ刊行!

「ゴッド・オブ・ミステリー」島田荘司氏の推薦を受けて、本作が堂々のデビュー作です。

 「最後の一行」で明らかになる世界に、きっと瞠目させられます!

元女性警察官、しかも元白バイ隊員の著者が描く本格捜査小説がいよいよ刊行!

「ゴッド・オブ・ミステリー」島田荘司氏の推薦を受けて、本作が堂々のデビュー作です。

 「最後の一行」で明らかになる世界に、きっと瞠目させられます!


販促プラン

同時発売のメフィスト賞受賞第一作『首の鎖』との、W展開を予定中!

『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』が姉×妹の物語、『首の鎖』が母×娘の物語として、共通POPと共通フリーペーパーを作成。帯にも共通の文様をあしらいました。

  

共通キャッチコピーは「これだから、女は――」……!

挑発的な文句に負けない、挑発的な内容をぜひご期待ください!

同時発売のメフィスト賞受賞第一作『首の鎖』との、W展開を予定中!

『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』が姉×妹の物語、『首の鎖』が母×娘の物語として、共通POPと共通フリーペーパーを作成。帯にも共通の文様をあしらいました。

  

共通キャッチコピーは「これだから、女は――」……!

挑発的な文句に負けない、挑発的な内容をぜひご期待ください!


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784062210577
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

心拍数上がりっぱなし!
常に黒い影に追われているような気がして、ゾクゾクしながら、夢中になって読んでしまった。
眉間にしわを寄せながら考えるも、全く読めない隠された闇。

欲望、希望、嫉妬、愛…様々な人間の思惑が絡み合って生み出されたものは、何ともやりきれない結末。

欲望の渦に飲み込まれていく、あまりにも真っ直ぐな純粋さが、切なく胸に突き刺さる1冊。

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二転三転する展開にドキドキしました。
愛憎、秘密、嘘、焦り。
最後の一行には、衝撃で「ああ…」と息が漏れてしまいました。
まさに人の心は〝聖域〟で、どんなに周囲を調べても直接話しても、決してすべてを暴くことはできないのだと思いました。

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元警察官・興信所勤務の梓凪子は、幼少時から姉未央子の世話になり、兄、姉の4人家族で育ったが、姉の未央子の中学生の息子輝也が百貨店屋上から転落死で、自殺と断定されてしまう。未央子は、妹凪子に調査を依頼するが、虐めによる自殺と、未央子が隠していた輝也の父親の相続問題に辿り着く。そして、最後、思わぬ事態に発展してしまう。・・・ミステリー・ストーリーとしては、面白いのだが、著者の文脈がどうも、途切れ途切れで、文章内例えも的を得ない状態に感じ、読書速度を鈍らせる。残念!

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中学生の甥が自殺。ある理由で警察をやめて調査員という仕事についている凪子が甥の死の真相に迫る。凪子の中でパズルのピースが組み合わさった時、私の中では「え、パズルのピース?今までにそんなヒントあった?」なんててんでばらばらで予想もしなかった展開に。そして衝撃の結末は、最後の最後まで予想がつかなかったものでした。読みやすくて面白かったです。お金というものは人を狂わせる。

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興信所稼業の元警察官が、甥っ子の死の原因探しを進めるストーリー。
かなり変わった家族構成であり、親代わりのお姉ちゃんから苛まれてきたと思い込む主人公がなぜか調査に当たるため、なかなか本質にたどり着かない。
聖域という言葉が最初から最後までうまく絡んで展開される。
事件解決がスッキリしたものではないが、なんかこんな結末ってアリだなと思わせる。

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第1章を読んだときこんな結末だとは思わなくて後半から一気読みでした。ストーリーは面白いけど女性の登場人物と男性の登場人物の描写のテンションというか熱量の差が激しいのでバランスが悪いと思いました。

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ぎゃーーー!!
うそ!うそでしょ!ここで終わり!?
最後の一行を読み終えたとき、私の心臓は悲鳴をあげていた。
こんな終わり方をされては続きも読むしかないではないか(`え・・・続き、ありますよね・・・?)

主人公は元・警察官という経歴をもち、現在は興信所の調査員として働く梓凪子。
ある日、中学生の甥が百貨店の屋上から転落死し、凪子は姉から甥の死の真相を暴くよう依頼を受ける。
事件の調査をすすめるにつれて明かされていく真実。
それが一つ明かされる度に読み手はずぶずぶと引きこまれてゆき、気がつけばそこから抜け出せなくなっている。

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読み応えがありました。ストーリーも練られており、単純な結末で終わらないのが良かったです。物語の閉じ方も良かったです。センスを感じました。
女性の心理もしっかり描けており、作品全体に賢さを感じました。
文体は質が高いと思います。一言で読み手にイメージを湧かせる表現を作るのが上手く、短い文の中に状況説明と心理描写を埋め込んでしまえるのには感心させられました。
気になったのは場面を次に移すところ。
激しいことが起こった場面などで、次に移るのが少し早い気がします。読み手は少なからずショックを受けているので、もう少し余韻を持たせたうえでの切り替わりの方が落ち着いて次の場面に進めます。
からっと次の場面に移行してゆくので、気持が追い付けませんでした。
それとキャラクターの感情変化が急激すぎると感じるところがありました。急に怒ったり、泣いたり、暴力的になったり。精神的な病気がある? と、様々なキャラクターで思わされました。
行動行為で分かり易くするためなのでしょうが、少し過剰なのかも、と思いました。
作品そのものはすごく良かったです。楽しめました。読めて良かったと心から思える作品です。

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元警察官で現在は興信所で働く梓凪子のもとに、中学生ほ甥が百貨店の屋上から転落死した事件の真相を調べるよう姉から依頼を受けた。
二転三転するストーリーはよく練られていて、次々と暴かれる真実も驚愕!
そして、トドメのラスト1行、怖い!!
そこで、終わりかーい!?

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元警察官、現在探偵の梓凪子。犬猿の仲の姉の一人息子の自殺の真相を解けとの依頼(命令)に、嫌々ながらも学校という聖域に乗り込みます。途中で鉄パイプのようなものを持った男たちに襲われたり、ハードボイルドな一面も。聖域は学校ばかりではなく関係者にもありました。姉妹の確執が読んでいて辛いほどリアルなのも印象的です。先へ先へと一気に読まされてしまいました。煽りのラスト一行は、全く予想していませんでした。でもそれに納得してしまう想いが私にもあることは確かです。

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学校という聖域、家という聖域。果たしてそれは本当に子どもを守る為のものなのか、そこに大人の居場所と強欲の吐き出し口を求めていないか。
その聖域が少しずつ壊れ、事実に近づいていくのはどこか快感だった。
強い女性であろうとする主人公だが、本当に強いのは、母親。最後の最後にそれを思い知らされた時の衝撃と、徒労感を是非味わってほしい。

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姉妹との確執の中で、ビルの屋上から飛び降りて亡くなった甥の死の謎を追う元刑事の女探偵。ちょっとハードボイルドタッチで描かれているが、彼女の過去や背景がしっかりと描き込まれていて、ただただかっこいい女性探偵とは違うイメージでとても共感が持てた。事件の内容も身近でわかりやすい。謎の提示とストーリー展開が非常に上手く、ミステリー小説として充分堪能できた。

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第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。元警察官の女性探偵の活躍を描いたハードボイルドミステリー。弱さも持った主人公の女性探偵も魅力的に描かれていたし、依頼され調査する事件の謎や、その二転三転しながら解き明かされる真相もよく考えられていて、最後まで飽きることなく面白く読めました。そして何より最後の1行が衝撃的でした。デビュー作でこのクオリティ、今後が楽しみな作家さんが出て来ましたね。

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