14歳の水平線

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刊行日 2018/05/10 | 掲載終了日 2018/07/02

ハッシュタグ:#14歳の水平線 #NetGalleyJP


内容紹介

好きなサッカー部も辞めてしまった中2の加奈太。最近、息子の気持ちが掴めない征人。夏休み、そんな父子が征人の故郷の島にやって来た。加奈太はキャンプで出会った子供達と交流を深める。30年前の夏、中2の征人。父親が漁から戻らない。息子と父親、そしてかつて少年だった父親の視点で交互に描く、青春&家族小説の感動傑作、待望の文庫化!!

好きなサッカー部も辞めてしまった中2の加奈太。最近、息子の気持ちが掴めない征人。夏休み、そんな父子が征人の故郷の島にやって来た。加奈太はキャンプで出会った子供達と交流を深める。30年前の夏、中2の征人。父親が漁から戻らない。息子と父親、そしてかつて少年だった父親の視点で交互に描く、青春&家族小説の感動傑作、待望の文庫化!!


おすすめコメント

友だちのこと、家族のこと、好きな人のこと、将来のこと…思春期に感じるモヤモヤの全てが詰まった物語です。そこに、南の島とその人々ののんびりとした雰囲気と、神様の島としてのちょっと不思議な怖さのある空気が相まって、最高の夏休み青春ストーリーになっています!

友だちのこと、家族のこと、好きな人のこと、将来のこと…思春期に感じるモヤモヤの全てが詰まった物語です。そこに、南の島とその人々ののんびりとした雰囲気と、神様の島としてのちょっと不思議な怖さのある空気が相まって、最高の夏休み青春ストーリーになっています!


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784575521108
本体価格

NetGalley会員レビュー

天徳島をめぐる父と息子の14歳の、夏の思い出。
ふと、自分が14歳だった時のことを思い出した。
悩んでいたこともあったけれど、あの時にしか味わえない感情がたしかにあった。
自分の未来の姿なんて思い描けなくて、不安で、でも分からないことが新鮮で楽しかった。
持て余していたみずみずしい心。それこそが宝物だったんだ。
歴史はめぐり、繰り返される。
大人になっても、14歳のあの夏はきっと心で輝き続けている。

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14歳とは、のくだりをリアルな14歳に読んで聞かせたら、肯定はしませんでしたが否定もせず、くすっと笑ってました。
リアルな14歳にも、14歳だったことがあるひとにもおすすめです!

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初めのうちは、よくある親子の葛藤と和解の話かなと思いながら読み進めました。しかし故郷の島に帰りキャンプに参加したあたりから「おや?これはちょっと様子が違うのかも」となり、己の浅い読みが恥ずかしくなりました。父と子それぞれの14歳での足掻き、悩み、自分でも自分が理解できない苛立ちが交互に描かれ、島独特の風習を絡めて新たな気持ちへ繋がってゆく様に目が離せなく、ラストまで一気に読んでいました。
若者の心、家族や他者との繋がりはもとより風土や歴史との関わり方などたくさんのテーマを持ちながら、読みやすい文で、どれについても無理なく考えられる良作だと思います。

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夏休み、沖縄、父子の旅。
父が子に、子が孫に。何世代にも紡がれていく生が、沖縄という独特な土地
でより色濃く語られた気がした。
沖縄独特の風習や訛り、島でのキャンプ生活。
読み進めていくにつれ、脳裏にはあのギラギラした日差しと、青すぎる海と空が浮かぶ。
そしてはるか昔の自分の青春時代を思い出した。

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