ぼくと仕事、ぼくと子ども
影山大祐
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刊行日 2018/02/15 | 掲載終了日 2019/06/02
ハッシュタグ:#ぼくと仕事、ぼくと子ども #NetGalleyJP
内容紹介
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■お取引についての詳細は、tel:03-3664-7334 / kudo@transview.co.jp (担当:工藤)にて承ります。
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絵本作家のきくちちき氏ら、30代から40代前半で子どもに関係する仕事をしている父親10人へインタビュー。父親と子どもが、大人と子どもが、一緒に生きてゆく社会を日々の営みの中から考える。
仮フランス装、親子をイメージした2本のしおり(太・細)など、雰囲気のある造本。いつか自分とおなじ齢になった子どもに読んでほしい手紙のような1冊です。
==目 次==
はじめに
子どもとつくる物語 きくちちき 絵本作家
百年前の絵本、百年後を生きている自分/授賞式の日に始まった新しい物語/きっと誰でも子どもの頃には当たり前にあった/子どもと親が一緒に絵本を読むこと/子どもと親の成長速度/時間も、国も、関係なく
子どもと大人が共振できる場所 齋藤紘良 保育園園長
保育園と子どもたち/子どもたちが考える余地を、大人がつくる/子どもたちの選択肢/大人って楽しいんだな、父親って楽しいんだな/子どもから老人まで/さまざまな価値観をごちゃ混ぜにして
父と子の歩き方 火神政博 子ども靴デザイナー
子どもが最初に履く靴/良い革靴が見つからなかったから/つくるだけでは終わらない/やってみなよと言ってあげれば/自分の興味がある、自分を活かせる場所で/大事なきっかけ
家族の食卓 冨田ただすけ 料理研究家
母の和食/食べることで、満たされること/言葉の代わりに料理をつくる/実家に帰った時、台所にあったもの
自然な人に 長谷部雅一 アウトドアプロデューサー
子どもたちが今もっている知恵や技術で/どんな時も自然体で/原体験って大事だなってあらためて思った/ゆるやかな時間で親になっていく/手伝いすぎず、見守ること/自然って、かなわない
父と子と絵本の関係 三輪丈太郎 子どもの本専門店
たくさんの余白を子どもたちへ/親と子どもの攻防戦/一番好きな絵本/子どもが生まれるまでは気づかなかったこと/どれだけ世の中が進んでいっても
家族をど真ん中に 秋庭覚 農家
僕らの秘密基地/畑で物語をつくろう/料理人になったからこそ気づけたこと/自分でつくるという豊かさ/家族をど真ん中において
子どもたちが大好きな世界を 浦谷和生 プランナー
子どもの新しい遊び/子どもたちの想像を超えた出来事、その感動がきっと心をゆさぶる/子どもたちと積極的に関わる世界をつくる/当たり前のことを当たり前のように/自分も楽しくて子どもたちも楽しい世界を
子どもたちの故郷 佐藤芳秋 大家
子どもたちの環境や可能性を左右する立場にいる/子どもが、たくさんいる街は/思い出の場所に/街づくりというよりも未来づくり/大人が子どもたちを、にこやかに見守れる街
大人の背中、子どもの背中 野村亮太 ランドセル職人
ピカピカの一年生/ひとつだけのランドセル/誠実に、真心をもって/やりたいことがあるのは、それだけでとってもいいこと/結局は人間だよ
あとがき
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784798701646 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
大人の世界と子供の世界、全て自分で見てきたはずなのに、なぜか不思議な感じがした。
日常のさりげないワンシーンなのに、もう二度と見られない気がしてページを何度も戻った。
父親の視点から綴る子育てエッセイ
子供に係わる仕事を持つ10人の父親のインタビューを纏めたエッセイ
"子供がテーマだけれど、子育ての本ではない"
この本は、父親自身の仕事の話を軸に、我が子との思い出や将来について語られている。
イクメンなんかと呼ばれなくても、どの父親も我が子の事を考え大事に思っている。
父親として、我が子に対する静かで熱い想いが、優しい口調で語られているのが印象的だ
父親が見つめる子どもの姿。
子どもから教えてもらうことがたくさんある、とみんな言う。
本当にそうなのだろう。
しかし、かつて子供だった私たちも、行動で言葉で、大人をはっとさせていたのだ。
子どもとして無邪気に大人に偉大な何かを伝えたり、大人になって子供に大切なことを教えてもらったり。
繰り返される愛おしい連鎖を、ページの中にはっきりと見つけることができた。
透明感のあるインタビュー本。それぞれの生き方を、肩肘張らずに語りながら、子どもの存在が人生にどう影響しているのか、図らずも引き出している。父親でありながら、みな子どもの心も失わず、さらに妻に対しても感謝の気持ちを言葉にしているのが、なぜかこちらも嬉しい。自分のできることを、ゆっくりで良いから丁寧に日々重ねていこう、それが子育てにつながる、とわかる一冊。
これはぜひお母さんたちに読んでもらいたい!
日々の子の世話や義務感に押しつぶされ忘れていた、自然な親子のかたちを思い出させてくれた。
父親たちが語る仕事のこと、子どものこと。一歩引いた父親という立場だからこそ見える親子のかたちがある。
我慢でも自己犠牲でもなく、肩の力を抜いて、自然に子供と楽しむ子育てをしたいなと改めて思えた。
特に育児とかは関係なく、「お父さんと子供」がテーマのインタビュー方式。
ファッション誌とかの「イケてるお父さん特集」としてありそうだなと思いました。
タメになる類の本ではないが、お父さんが読んでみたら面白いのかもしれない。
子供の父である様々な職業の人にインタビューしたものをまとめた本
きくちちきさんが好きなので読んでみようかと思いました
皆さん自然体で好印象なのですが、特に響いてくるものがなかったかな
自分の仕事がどういう風に子どもに影響を与えるか、子どもの感性が父親にどういう影響を与えるか、という主題を子どもに関係する仕事をしている、30代から40代前半の父親10人にインタビューしています。
仕事についてはある程度予測はできますが、子どもの感性が父親に与える影響についてはまだ子育てをしたことがない人間にはとても新鮮に思えました。
webインタビュー記事のような形であれば充実したものだと思いますが、一冊の本にするとなると薄い内容のエッセイだと感じられるのが少し残念です。一児の親となればまた違う感想になるのかもしれません。
インタビューを受けている皆さん一人ひとりが仕事を通して親子の関わりとして大切なことや
自分の子どもだけでなく関わる子どもたちへの言葉にはっと気づかされることがたくさんありました。
「子どもが親に『関わってくれている』『大事にされている』と認識できるようなコミュニケーションの質やタイミングが大切」という一文に、「自分は親としてどうだっただろう?」と考えさせられました。
この本に載っている人たちの仕事への情熱も伝わってきます。
目の前のことだけでなく、皆さんがさらに大きな目標を持って仕事に子どもに関わっているのだという事も伝わってきました。
働くお父さんにエールを送る本です。