東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲(ラプソディ)
かずこ
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刊行日 2017/06/05 | 掲載終了日 2018/03/07
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内容紹介
銀座のママになった、ひとりの息子の物語。
「自分を大切に生きていますか?
空気を読みすぎて、自分の中に湧きあがる思いや言葉を押し殺して生きていませんか?
せっかく持って生まれた自分の個性。人生、お一人様一回ぽっきり!
等身大の自分を大切に生きてみると、まったく別の世界が見えてくるかもしれません」(かずこ)
子どもの頃から“普通”からはみ出ていた少年が、学校でのいじめや“母の壁”を乗り越え、
人との出会いに導かれていくうちに、母のために、銀座でバーを開くことに!
噂の会員制バー“銀座ルーム”のかずこママが綴る、痛快饒舌自伝エッセイ。
笑って泣いてするすると読み進めるうちに、あなたの未来も輝かせる感動の書!
絶品「かずこの餃子」レシピつき。
かずこ●1972年生まれ。栃木県宇都宮市出身。秋田大学医療技術短期大学部卒業。
作業療法士として自治医科大学附属病院リハビリセンター勤務後、バリアフリーの住宅や地域をつくるために住宅メーカーへ転職し、医療現場からビジネスの道へ。
29歳で独立。PR会社と富裕層向け旅行会社を経営しながら、2014年11月、会員制バー「銀座ルーム」をオープン。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784420310796 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
子供のころから人とはちょっと違った「おかま」の、愛にあふれたエッセイ。彼がどんな思いで学校へ行っていたのか、私だったらイジメられて学校に行きたくないってところをかずこさんは毎回アイディアで乗り切る。いじめもなかなかすごかったけど、乗り切るアイディアもすごかった。学生時代のエピソードはとても面白かった。作業療法士になってからの患者さんとの触れ合いには涙。特に高校生の男の子がリハビリするとき。そしてお母さんや父親との関係。お母さんはきっと自分が苦労してきたから考えも保守的になって、「息子には立派に四大まで出してあげたい。立派な仕事についてほしい」なんて思うのだろうけど、かずこさんがやりたかったことは作業療法士やバリアフリーのこと。お母さんの思う通りにはなかなか進めないけれど、それでもかずこさんはできるだけお母さんの希望に沿うように努力をした。なんて親孝行な子供なんだろう。
かずこさんは逆境にも負けず、キラキラした人生を自分で勝ち取ってきた人。後悔しないように努力を重ねてきた人。本当に読んでよかったエッセイでした。