朝日新書 おそろしいビッグデータ
超類型化AI社会のリスク
山本龍彦
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刊行日 2017/11/13 | 掲載終了日 2017/12/15
ハッシュタグ:#朝日新書 おそろしいビッグデータ #NetGalleyJP
内容紹介
ネットショッピングからニュースの閲覧履歴まで、個人特定のリスクが知らぬ間に悪用されかねない、ビッグデータ時代。個人情報の漏洩よりさらに恐ろしい、第三者による「プロファイリング(個人分析)」がもたらす「超類型化社会」への問題提起に踏み込んだ、最新の社会論。
おすすめコメント
AI化する社会に警鐘を鳴らす、新時代の社会論。新書コーナーだけでなく、ノンフィクションコーナーなどでの展開もおススメです。
AI化する社会に警鐘を鳴らす、新時代の社会論。新書コーナーだけでなく、ノンフィクションコーナーなどでの展開もおススメです。
販促プラン
11月下旬に朝日新聞にて広告掲載予定。
11月下旬に朝日新聞にて広告掲載予定。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784022737427 |
本体価格 | ¥720 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
ビッグデータの利活用によって,ビジネスが進展する可能性があることをふまえた上で,ビッグデータによる問題またはこれから起きるであろう問題を憲法学的な立場から分かりやすく論じています。
本書は、情報化社会を生きる全員にとっての「必読書」と言えるだろう。
近年日本でも広まるビッグデータ、たとえばマイナンバー制度があるが、この仕組みは「便利」と世間では随分言われ続けているのは周知の事実である。しかし、ビッグデータとは「諸刃の剣」であり、メリットだけでなくデメリットも大きい、と本書では論じられる。
ではどのような点がデメリットとなるか?どのような被害が考えられるか?を素人の私でも理解できるよう、丁寧に解説されている。
個人的に本書を拝読できて良かった、と感じる点は、「ビッグデータが違法性をはらみやすい」という点を、結構な分量でもって論じ、明らかにしたことにある。昨今のメディア報道では、「個人情報が云々」「プライバシーが守られずにいいのか」という論調でデメリットを提示することが多かったが、「憲法違反」「違法」に絞った論点は、これまでのメディア報道ではあまり見かけないものであったため、目がさめるような思いがした。
以上の点から、私は本書を「情報化社会に生きる全ての人々」にお勧めしたい。本書の内容を理解した上で、私たちは憲法や法律を盾に、「ビッグデータの活用」をうたって都合のいい社会をつくる利権者に立ち向かうのだ、という認識を強くしたい。