ブラック病院
富家孝
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刊行日 2017/10/07 | 掲載終了日 2018/01/10
内容紹介
間違いだらけの医者選び なぜ、医療過誤(医療ミス)は続出するのか?
超高齢化が劇的に進行する現代ニッポンの医療は、まさに「ブラック化」が著しい。なぜなら、「医は仁術」という貝原益軒の教えはどこかに忘れ去られ、「医は算術」の時代に突入しているからである。MRIなど高額の設備投資の減価償却のために行われるフルコース検診と不要なブラック手術など、大学病院では日常茶飯事なのである。「ブラック病院」にはまさかの「手術ノルマ」も存在する!
その結果、跡を絶たない医療過誤(医療ミス)が続出し、名門病院が次々と経営危機をむかえている。医師としてジャーナリストとして、また子息の医療過誤事件を体験した著者が、長年の知見をもとに現代医療の闇、「悪徳病院」、「ブラック化するドクター」の構造問題に鋭いメスを入れるノンフィクション!
出版情報
ISBN | 9784781615912 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
高齢者にどんどん近づいている一人として興味深く読んだ。高齢者の人間としての尊厳を無視していたずらに延命して医療費を浪費するよりも、若い人たちへもっと配慮した形になったらいいなと切に願っている。
今後の医療機関へのかかり方を考えさせられ、またおぼろげだった自分の死に対する意識を固めさせてくれて作品だと思う。
少しヒヤヒヤしながら読まなくてはいけません。でも、これが現実なら私達医療サービスを受ける側も知識を肥やしていかなくてはならないのだということですね。
ブラック病院については自分自身で見極める力を持つ、それが大切だということが良く分かりました。
そして何より将来来る高齢化社会に不安を感じずにはいられなくなりました。
寝たきりの高齢者が居るのは日本だけという話を以前に知り、この本で再度目にして
どうして日本はこの問題に蓋をしているのだろうとつくづく感じました。
私は以前話が出た時に自分は自然死を選びたいと願うが、もし家族がそうなったら
どんなことをしても生きていて欲しいと願うかもしれない・・・。そう答えたことを思い出しました。
結局のところそこを何とかしない限り、寝たきり大国はなくならないのではと感じました。
難しい問題ですね。そういった現実に目を向けるためにもこの1冊は読む価値があると思いました。