満天のゴール

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刊行日 2017/10/26 | 掲載終了日 2018/02/13

内容紹介

 著者の藤岡陽子さんは、長年看護師として働き、人の生と死を常に見つめ続けてきた方です。今回、この本の執筆にあたり、実際に京都の丹後地方で僻地医療に奮闘されている医師の方を取材し、物語に厚みとリアリティと熱が注入されました。
 33歳、夫に棄てられ故郷に戻り、看護師として働き始める女性。その母親を一番近くで支える10歳の涼介。父親の入院をきっかけに出会った、孤独と寂しさを抱える35歳の医師。そして、人生をあきらめ、死を待っている72歳の女性。この4人が出会い、物語を動かしていきます。
 誰もが心に傷を抱え、辛いことや悲しい思いを乗り越えて、生きていく。この物語は、それぞれの成長譚であると同時に、もっともっと根本的な、生きること、死にゆくことに思いを巡らせるきっかけを与えてくれます。人のすべて。人生のすべてを温かく、小さな小さな希望ととらえることができるようになる、そんな一冊です。

 著者の藤岡陽子さんは、長年看護師として働き、人の生と死を常に見つめ続けてきた方です。今回、この本の執筆にあたり、実際に京都の丹後地方で僻地医療に奮闘されている医師の方を取材し、物語に厚みとリアリティと熱が注入されました。
 33歳、夫に棄てられ故郷に戻り、看護師として働き始める女性。その母親を一番近くで支える10歳の涼介。父親の入院をきっかけに出会った、孤独と寂しさを抱える35歳の医師。そして、人...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784093864800
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

愛した人に裏切られ、傷ついた心を抱えたまま田舎の実家へと戻ってきた奈緒と一人息子の涼介。しかし、新たな出会い、そして父や周りの人の優しさに触れ次第に生きることに前向きになってゆく。物語に出てくる星のシールは頑張っている人に勇気と希望をくれる。読んでいると心が温かくなってくる。そして、死とは恐怖ではなく人生のゴールなのだと悟った時、涙があふれて止まらなかった。

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涙腺崩壊。途中からは泣きっぱなし。最後は嗚咽。翌朝は目が腫れた。こんなに泣いた小説は久しぶり。

死は必ず訪れるもの。それをどう受け止めるか。死は悲しいだけじゃないんだと初めて思うことができた。

子供が母を、母代わりの誰かを、強く想う気持ち。純粋でまっすぐで繊細なその姿に心打たれる。

いつも誰かを想って生きる、それだけで幸せなんだなと改めて教えてくれた1冊。

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