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レビュアー 697890
ゲラをいただいた時に驚いた。本当に1000頁越えだった。
題名が示す通り、とある兄弟の人生のお話だ。
詳細というかあらすじは出版社から細かめに出ていたので、参照してほしい。
簡単にあらすじを語ることはできない。
あとがき(日本語版、上下本の下巻)にある著者の言葉。
「叙述の基調から見れば(そう、基調から見れば、というふうにしかいえない!)
第一部「文革篇」は悲劇、
第二部「開放経済篇」は喜劇。
文革編では悲劇の旋律の中にたくさんの喜劇の音節を書きました。解放経済編では、喜劇の旋律の中に悲劇の音符をたくさん飛び跳ねさせました。大きな悲しみと大きな喜びの物語を書くと同時に、悲喜こもごもの物語を書きたかったのです」
前半の見返しには「十億人が感涙!」
後半には「十億人が激怒!」
という文字が踊る。
とにかく長いため、読むのに根気がいるだろうし、とにかく表現がすさまじく下品なので😏読む人を選んでしまうかもしれない。わい雑なものが好きな人へ、という宣伝文句も見たような気がする。辟易するような話の中で、何度もなんども声だして笑う場所、うならさられた。(中国語はわからないけれど、翻訳を全く感じさせない、素晴らしい文章だった)。
感涙、も激怒、もどちらもわかる。
近くて遠い国中国。文革の悲惨な歴史、流された血。その後に来る経済中心の、しかしいきいきとした混乱期。
近くて遠い国、中国。文学は国と国をつなぐものかもしれない。果てしなく長いけれど面白かった!
題名が示す通り、とある兄弟の人生のお話だ。
詳細というかあらすじは出版社から細かめに出ていたので、参照してほしい。
簡単にあらすじを語ることはできない。
あとがき(日本語版、上下本の下巻)にある著者の言葉。
「叙述の基調から見れば(そう、基調から見れば、というふうにしかいえない!)
第一部「文革篇」は悲劇、
第二部「開放経済篇」は喜劇。
文革編では悲劇の旋律の中にたくさんの喜劇の音節を書きました。解放経済編では、喜劇の旋律の中に悲劇の音符をたくさん飛び跳ねさせました。大きな悲しみと大きな喜びの物語を書くと同時に、悲喜こもごもの物語を書きたかったのです」
前半の見返しには「十億人が感涙!」
後半には「十億人が激怒!」
という文字が踊る。
とにかく長いため、読むのに根気がいるだろうし、とにかく表現がすさまじく下品なので😏読む人を選んでしまうかもしれない。わい雑なものが好きな人へ、という宣伝文句も見たような気がする。辟易するような話の中で、何度もなんども声だして笑う場所、うならさられた。(中国語はわからないけれど、翻訳を全く感じさせない、素晴らしい文章だった)。
感涙、も激怒、もどちらもわかる。
近くて遠い国中国。文革の悲惨な歴史、流された血。その後に来る経済中心の、しかしいきいきとした混乱期。
近くて遠い国、中国。文学は国と国をつなぐものかもしれない。果てしなく長いけれど面白かった!