イナバさんと夢の金貨

夢を持つこと。その大切さをしみじみと感じた。だって、｢自分を維持する｣には、わずかながらでも｢トラオミウム＝夢｣が必要なのだから。
今回はその夢を取られすぎ、足りなくなってしまい様々な夢の世界を漂っていくイナバさん。
宇宙船から始まり、月のホテルに行ったりと素敵な夢を漂うイナバさん。でも、だんだんと妙で退屈な夢に巻き込まれてきて………… 助けの手を差し伸べてくれたのは、福をもたらす七人組。その沢山の宝物の中には、しっかりと｢トラオミウム＝夢｣が。
夢は大切。いや、必要なもの。たまには妙な夢に巻き込まれたりもするけど、そこから助けてくれるのも、また夢だから。

ついに第三段、白うさぎファンタジー！　というか、もうみごとなライトSFですよね。細部までしっかりと描写してあって、そしてなによりもイナバさんが、かわいくて、そしてにくめないのです。
お仕事しているイナバさんを見れなかったのはちょっと残念でしたが、短編がつながっていて、ふふふっと楽しさ倍増でした。
なんとなくですが、ライトノベルっぽくて、ちょっと恋愛モードをおりこんでもよかったかなあと勝手な要望。だって、どんな片思いをして、そして想いをつのらせていくのか読みたいじゃない？
第四弾ではぜひ。
あ、４４Ｐに読点ダブルのミス？　があるかもです。でも、伏線だったのかも・・・。

待っていました！シリーズ３。イナバさん、またまたバージョンアップしていませんか⁉︎
冒頭早々、はい、引き寄せられましたね‼︎内心でキタキタキター‼︎と叫びながら、もう止まらない。自分では知らぬ間に、いい仕事をしていたイナバさん。夢の抽出物質って⁉︎なんて不思議なことが起きるのでしょうか？夢も記憶も、人の暮らしには密接に関わるもの。時間の流れ、場所の移動、夢と現実、いろんなファクターが混じり合って、わたしもくらくらしてしまいそうでした。