池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力
池上 彰
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刊行日 2023/08/21 | 掲載終了日 2023/09/24
ハッシュタグ:#池上彰が大切にしているタテの想像力とヨコの想像力 #NetGalleyJP
内容紹介
トップアスリートになる夢も、生成AIにない発想力も、他者への共感力だって「想像力」が原点。
池上先生が力の使い方を伝授します!
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【 主な内容 】
はじめに
第1章 想像力を失うと私たちはどうなるか?
1 日本人が想像力を伸ばせない七つの原因
・生成AIはどこまで人間の仕事を奪うか
・原因① なにかあったらどうするんだ症候群
・原因② 自分の中の手強い前例主義
・原因③ 完璧主義すぎる
・原因④ 他人と比べて目標を立てる
・原因⑤ 思考や行動にブレーキをかける
・原因⑥ タイパ重視が想像力を鍛える機会を失わせる
・原因⑦ 意味を考えず何気なく言葉を使いがち
2 想像力を失うとどうなるか?
・やる気をなくした部下がミスを連発
・廃棄するしかなかった被災地の救援物資 ...etc
3 AIを脅威に変える悪意の想像力
・AIが「自然に」フェイクニュースを拡散
・ディープフェイクがもたらす不測の事態
・騙されないように時には性悪説に立つ
・テクノロジーは民間利用も軍事利用もできる
・中国の監視社会がSFを超える日
第2章 「ヨコの想像力」が仕事や人生を変える
1 自分も相手も幸せになるにはこれしかない
・誰ひとり同じ考えの人はいないのだから
・リミッターの外し方① 新たな場所で生活をしてみる
・「ヨコの想像力」をオンライン上で駆使したアマゾン
・リミッターの外し方② 人とは違う視点を持つよう意識する
・難民にドイツ語教育をしたメルケル元首相
・飢えや水不足を今の日本で想像できるか
2 「多様性を知る力」が自分も相手も生きやすくする
・対面がいちばん思いが伝わると実感
・G7広島サミットの成果と失敗
・ナチスの暗号も解読する女性の強みとは
・日韓で共通する男女の生きづらさ
・二度と戦争を起こさないためにできたEU
・多様性がないと同調圧力が強まる
・「サツ回り」で知った社会の裏表 ...etc
第3章 「タテの想像力」で未来を決めると今が変わる
1 「あったらいいな」が生み出す豊かさ
・大正時代に想像した「百年後の日本」
・みんなの「あったらいいな」で生まれた携帯電話
・「夢の乗り物」がついに実用化
・グーグル創業者の「たどり着きたい未来
・「カイゼン」や「データ重視」のジレンマ
2 「未来から現在を振り返る視点」でビジネスが変わる
・リミッターの外し方⑤ 未来を想像する癖をつける
・先進各国の軍隊がSF小説で思考実験していた
・私の想像力の「メンター」になったSF作家
・リミッターの外し方⑥ 好きなものにとことんはまってみる
・リミッターの外し方⑦ 違う発想を持つ人たちと交流する
・宇宙エレベーターの研究が進行中 ...etc
3「やりたい」が起点のスタートアップに注目
・そんなことをビジネスに!?
・リミッターの外し方⑧ 将来何が必要かを冷静に俯瞰する
第4章 「なりたい自分」を持つことから始める
1 できるだけ具体的に将来を思い描く
・年代別に「なりたい自分」を考える
・「名刺で仕事をするな」の一言が人生を変えた
・人生に確実なことなどないとわかる
・日本人の忖度力が想像力の壁だった ...etc
2 なぜ、人間がわかると未来が読めるのか
・プーチン大統領が予測を外したわけ
・小説ほど想像力を鍛えられるものはない
・独裁的な国の民衆に衝撃を与えた意外な映像
・行動経済学で人間の非合理的な心理がよくわかる ...etc
第5章 想像力のスイッチはいつでも入れられる
1 想像力を伸ばす「対話」の四つのポイント
・SNSで逆に対話力が下がっている
・対話のポイント① 論破でなくおたがいを高め合う
・対話のポイント② 異なる経験を持つ相手を選ぶ
・対話のポイント③ 対話と好奇心は車の両輪
・対話のポイント④ 相手の考えを想像しながら対話する
2 海外取材で味わった「違いを知る」強烈な体験
・航空機撃墜事件の取材で初の海外へ
・戦時下の独裁国家、韓国での緊迫の一夜
・アメリカ中間選挙を異例の結果に導いた女性票
・アメリカの「分断」は明日の日本の姿 ...etc
3 多くの視点を持つとはどういうことか
・想像力が偏らないようにする秘訣
・世の中には「正解」がないことを理解する
・想像が無限大になる時間や宇宙への好奇心
第6章 池上彰の未来予測
1「Z世代」がリスクになると予測された理由
2『池上彰の大衝突』の予測が現実に
3 未来予測は過去・現在・人間の三要素で見る
4 習近平の中国とのつきあい方
5「台湾有事」はすでに始まっている
6「第三世界」がより発言力を増すとどうなるか
7 衰え目立つ大英帝国の行方
8 過去の歴史から未来を見る方法
9 独裁者の心のうちは歴史を知ると見えてくる
10 未来予測は世界地図の「白い部分」に注目
11 宗教を知らないと世界の動きは読めない
おわりに
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著者/池上 彰(いけがみ・あきら)
ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。報道記者としてさまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1989年、ニュース番組のキャスターに起用され、1994年からは11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーランスのジャーナリストとして、執筆活動を続けながら、テレビ番組などでニュースをわかりやすく解説し、幅広い人気を得ている。また、11の大学で教鞭をとる。『社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?』『社会に出るあなたに伝えたい なぜ、いま思考力が必要なのか?』(ともに講談社+α新書)、『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方 』(角川新書)など著書多数。
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出版情報
ISBN | 9784065283493 |
本体価格 | ¥900 (JPY) |
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とても著名な方なのに、テレビと無縁な生活を送る私には、本作が初めての「池上本」となりました。確かに「想像力」は、ヒトの生き方、働き方を変える原動力だと思います。私も常々「考える力」により格差社会が助長され、今後もそれが拡大するというのが自論なので、著者の考えには大きく頷けるところがあります。著者はおそらく若い方向けのメッセージとして記された作品だと思いますが、一人でも多くの若者に読んで共感を得て欲しいですね。早速、私も二人の息子たちに勧めてみようと思います。
NHKの週刊子どもニュースで知るようになった池上さん。今ではテレビに出られる度に、家族と見て学んでいます。本書は最近の世界情勢も踏まえた非常に興味深い一冊でした。最近よく耳にするAIにはない想像力。その力を説いておられました。人はまだまだ出来ることがあるのだという、希望が持てました。また、今の池上さんが、昔なりたかった者になれているという事も、非常に興味深く読みました。人生、最初につまづいても、願いを持ち続けていれば、なりたい自分に近づける。素晴らしいことだと思います。私自身は、若い頃それほど明確に自分の将来を思い描いてはいませんでしたが、常に興味のあるものに夢中になって取り組む内に新しい世界が開けたという体験があります。まだまだ人生きっと捨てたものじゃないと思えました。一方本書に書かれていた世界情勢については、今後も引き続き注視していかねばならない事項だと痛感しました。
さすがに池上さんの本は読みやすい、という感想が第一。
タテの想像力とヨコの想像力、という言い方も大変わかりやすく、論旨も明快です。
終盤は昨今の国際情勢などに言及しているので寿命は長くない本になってしまって惜しい気がしますが、流れるように読めてしまうので、まぁそれはそれで良いようにも思われます。
いろいろなことをわかりやすく解説するのが自分の専門性だと書いておられますが、そのことを実証する一冊だと納得しました。
池上さんが考える、未来を決める「タテの想像力」と、
人間の温かい心である「ヨコの想像力」を丁寧に編んでいけば、
多くの人々が自分らしく生きていける、未来への地図が広がっていく。
本書は、そんな豊かな想像力がもたらす、明日への希望が溢れていました。
そして、他者を思いやる気持ちの先に広がる、人と人とのつながりと、
格差がない自由な社会を肌で感じるようでした。
未来をあきらめない、大きなパワーをいただきました!
池上彰さんの本で、読みやすく、また実例をたくさん入れられて、分かりやすかったです。タテの想像力、ヨコの想像力も人間ならではのもので、希望を持てる内容で、これからの社会に必要な気づきだと感じました。
息子らにもぜひ読んでほしい本でした。
今ではない時を想像するタテの想像力と、自分ではない「他者」・ここではない「場所」を想像するヨコの想像力を駆使して、新しいものを生み出す・社会課題に立ち向かう・未来を予測することに成功した例が多数示されています。
日本の想像力を伸ばしにくくする要因には共感できるものも多くありました。それに対して提示される、想像力のリミッターの外し方は、なかなか普段の生活や仕事ではしないことばかりで刺激的に感じました。
報道の現場の第一線で働いてきた筆者ならではの未来予測の方法も興味深く、中身の濃い一冊でした。