古本食堂 新装開店

新装開店

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刊行日 2024/06/15 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

本はいつだって

私たちに寄りそってくれる。『三千円の使いかた』『定食屋「雑」』などヒット作を次々と刊行中の著者による最新刊は、12万部突破し、今なお売れ続けている『古本食堂』、熱望の第2弾!

●内容紹介

珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいる。珊瑚の親戚で大学院を卒業したばかりの美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性……など、色々なお客さんがやって来る。てんぷら、うどん、うなぎ、カレー、タイ料理他、神保町で出会える美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。

●目次(仮)

第一話 森瑤子『イヤリング』と川端康成『掌の小説』と日本で一番古いお弁当屋さん

第二話 天麩羅いもやと侯孝賢監督『珈琲時光』

第三話 『カドカワフィルムストーリー Wの悲劇』と豊前うどん

第四話 昭和五十六年の『暮しの手帖』とメナムのほとり

第五話 伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』と「なかや」の鰻

最終話 「京都『木津川』のおひるご飯」と中華料理店のカレー

●著者略歴

原田 ひ香(はらだ・ひか)

2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞、07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。他の著書に「三人屋」「ランチ酒」シリーズ、『東京ロンダリング』『母親ウエスタン』『口福のレシピ』『DRY』『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』『財布は踊る』『まずはこれ食べて』『図書館のお夜食』『財布は踊る』『喫茶おじさん』『定食屋「雑」』など多数。『三千円の使いかた』『一橋桐子(76)の犯罪日記』はドラマ化もされ、大ベストセラーになっている。

本はいつだって

私たちに寄りそってくれる。『三千円の使いかた』『定食屋「雑」』などヒット作を次々と刊行中の著者による最新刊は、12万部突破し、今なお売れ続けている『古本食堂』、熱望の第2弾!

●内容紹介

珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいる。珊瑚の親戚で大学院を卒業したばかりの美希喜が右腕だ。作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414678
本体価格 ¥0 (JPY)
ページ数 288

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NetGalley会員レビュー

神保町にある書店を舞台とした物語の続編。
前作同様、続編を窺わせる幕引きなため続きが気になる一冊。

店主の珊瑚は北海道に残る恋人が倒れ入院したことから、突然帰省してしまう。
そのとき姪である美希喜のとった行動は。

食と本がすきなひとにはたまらない一冊。

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シリーズ第二弾。これはうれしい!
本と食べ物を章のタイトルとするスタイルはそのまま。急逝した叔父の神保町の古書店を舞台に繰り広げられる人間模様が帰ってきた。しかも人情味、優しさはそのまま。
秘めたる愛に生きたおじさんのエピソードがいい。
自分で壁に漆喰を塗り、そしてそこがちょっとカビてくる話がいい。漆喰を塗り直す時に明らかになる言葉もいい。
本を好きな人、映画が好きなことにはたまらないシリーズだ。
それにしてもものすごい勢いで新作を目にするこの作者、しかもどれもが個性的で間違いない品質。つくづくうまいなあと感心させられる。

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北海道で両親を看取り、のんびり暮らしていた珊瑚と、親戚の大学院を卒業したばかりの美希喜が織りなす、二人の視点で語られる物語。
急な環境の変化の中、まわりを引き込みながら一歩一歩進んでいく姿に、いつの間にか二人を応援したくなっていました。
ただ古本屋で営利が発生する飲み物の提供に、届け出は必要ないのか?という疑問が浮かび、そんな事は確認済みとは思いつつ、
ずっと気になったまま読みました。
何はともあれ、二人のこれからが更に良き日々であるよう願っています。 続編も出たらいいなと思いました。

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原田ひ香さんの作品好きです。本と老舗の美味しい食べ物がこんなに、素敵に融合するなんて、最高!本好き・食べ物好きには最高のマリアージュです。登場人物もみんなあたたかくて、魅力的で読んでいるこちらも、そばにいてそっと見ている気になり、居心地がいい。私も、こんな古書店に通いたい。

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前作が大好きだったので、本作もとても楽しみにしていました。この本を読むと、よい本を読むこととおいしい料理を食べることは似ているのだなと感じます。今回も期待通り、本作も様々な本とおいしそうな料理が登場してとても面白かったですし、私も神保町に行って、本を選んだり、選んでもらったり、おいしいお弁当や天ぷらを食べたりしたい!という気持ちになりました。
今回は、前作になかった滋郎さん視点で描かれている箇所もあって、より滋郎さん像が深まったように思います。
中学生のお弁当を探す章が特に好きで、私も遠くに住んでいる母のことを思いながら読みました。今回もきっとたくさんの人に愛される作品だと思います。

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古本食堂の2作目となる本作も神保町の情緒がたっぷりで
私たちがこよなく愛する名店の食事と雑誌や映画の文化を振り返り、神保町に通う人でなくとも心が躍ってしまうことでしょう!

書店経営で抱える現状を様々な角度からを浮き彫りにしており、
3冊200円の文庫本の賛否、新たな収入源として期待するコーヒーの提供、初めてのイベント開催、新たな人を雇い入れる?と次々と荒波が待ち受けています。

書店経営は2人だから大丈夫と思っていた珊瑚さんと美希喜ちゃん。
意見が異なる時もありますが、周囲の協力もありわだかまりは消えるかと思いきや、最後にはあっと驚くような言葉が珊瑚さんから飛び出して。。。

神保町だけでなくすべての書店の応援本になる予感。
第3弾も楽しみにしています!

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川端康成『掌の小説』は短すぎるくらいな短編がたくさん入っていた。参考文献の紹介もありがたい。本にまつわる話はとても興味深い。前から、皆さんも思っていることではあるけど、本も人も出会いと別れがあるのだろう。伊丹十三の映画も好きだ。なぜ、物事を露わにせねばならぬのか。そのままでもいいのに。時の流れそのままに。古本の値段設定、才覚がいるだろう。自信持って。

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前作を読んだのは2022年3月なので丸2年ぶりの古本食堂です。
前作でもピロシキやらカレーパンやらがすごく美味しそうで神保町に行きたくなりボンディのカレー🍛を食べに行ったのを思い出しました。
今作もどれも気になるお店何たくさん紹介されており…。特に気になるのは日本一古い弁当屋「弁松総本店」と京おばんざいの店「狐兎」。「狐兎」は一度行ってみたいものです。

物語としては大叔母の珊瑚が地元北海道に戻った際の美希喜の心の揺れがまたなんともいえない。

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ただ図書館で本を借りるだけでは持てない『所有の喜び』。自分だけの本。いつでも読みたい時に読める。素敵な考えでした。
本好きにはたまらない一冊です。
まだまだ続編を予感させる終わり方だったので期待しています。

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相変わらず、面白そうな本と、美味しそうな食べ物がたくさん出てきて、そこにいろいろな人間模様が描かれていて、神保町に行ったら本当にこの人たちに会えるんじゃないかと思うような生活感があります。今回、滋郎さん視点の章もあって、カビた漆喰の中に封じ込められていた滋郎さんの想いが、いじらしくて良かった。終盤で、珊瑚さんが自分の想いに正直になって行動を起こす場面も素敵だった。神保町のあの古書店はどうなるのだろう。珊瑚さんと、美希喜ちゃんのコンビをずっと見ていたいと思う反面、次は、美希喜ちゃんの恋愛模様が動き出すのかな、ということを期待したりもして。

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