気がつけば生保レディで地獄みた

若しくは性的マイノリティの極私的物語

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刊行日 2023/04/28 | 掲載終了日 2023/04/30

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内容紹介

第一回「気がつけば○○ノンフィクション賞」大賞受賞作‼

気がつけば○○ノンフィクション賞の詳細についてはこちらをご覧ください。

https://kosho-mitsuke.com/news/kigatsukeba-seiholady/

第1回目の公募で集まった166の「気がつけば○○」は、どれもこれも間違いなく、応募者たちでしか体験できないドラマが綴られていました。なかでも、第1回目の受賞者となった忍足みかんさんの作品は、様々な視点から今こそ世におくりだすべき作品だと感じ、出版することを決定いたしました。

主な理由としては……

  1. 稀少性→生命保険業界を、しかも、女性保険外交員の目線から描いた物語はみたことがない(※読書量が決して多いわけではないのでもしかしたら存在はするかもしれませんが)
  2. 社会的意義→現在の生保レディたちの実態が生々しく描かれていて、同じような立場で働く女性たちへのメッセージや、どこかのだれかが立ち上がるきっかけとなりうる可能性がある(※と、いうのは建前で、本音でいえば、とにかく面白ければ社会的意義などはなくてもよいとは思っている)
  3. 性の多様性→著者自身がLGBT当事者であるため、LGBTにかんする悩みや憤りなども綴られていて、生保レディたちだけでなく、そのほかの性的に立場の弱い人間たちの声なき声が詰まっている。
  4. エンターテインメント性→苦しく辛い日々を綴りながらも、コミカルな視点が面白く、まさに1本の映画を観ているかのようなエンタメ感にもあふれている。様々なメディア展開、それこそ漫画、映画、舞台化が可能なクオリティ。
  5. 読みやすさ→本書の対象読者は一応は全世代ではあるけれど、読書離れが進むなか、できるだけ多くの人に読んでいただきたいという想いもあるので、わかりやすさ、読みやすさも選定の基準のひとつ。本作品はそういう意味でも、10代にも読んでもらえるわかりやすい文章となっている。

などが挙げられます。

また、「気がつけば○○」ノンフィクション賞は、最終選考に残った4作品を、各ジャンルのスペシャリストな御三方に審査していただきました。

「全裸監督」の原作者として知られる本橋信宏氏には、ノンフィクション作家の視点で評していただき、さらに、漫画化や映像化を目指したいという想いも込めて、「ザ・ワールドイズ・マイン」「宮本から君へ」など、傑作を量産している漫画家の新井英樹氏、「クライマーズ・ハイ」「孤高のメス」で日本アカデミー優秀脚本賞を受賞している脚本家の加藤正人氏にも審査していただきました。

第一回「気がつけば○○ノンフィクション賞」大賞受賞作‼

気がつけば○○ノンフィクション賞の詳細についてはこちらをご覧ください。

https://kosho-mitsuke.com/news/kigatsukeba-seiholady/

第1回目の公募で集まった166の「気がつけば○○」は、どれもこれも間違いなく、応募者たちでしか体験できないドラマが綴られていました。なかでも、第1回目の受賞者となった忍足...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784991299711
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 352

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

いやぁ、面白くて、泣けて、色々と学べて・・・一気に読んでしまいました。
前にある番組で「生保レディの覆面座談会」なる企画をやったことがありますが、LGPTがのっかっているのでさらに興味深く読ませていただきました。
かつて生保業界はものすごく保守的でデリケートで、テレビで「転換」の話をするとすぐに営業が飛んでくるほど。新興のネット系生保を取材すると、これまた大騒ぎになる。ある生番組で「賢い保険」みたいなテーマを取り上げたときは、保険会社の法務担当者までスタジオに来て内容を細かくチェックしていました。
お仕事もの、業界の裏側ものは間違いなく面白い。
このような試み、非常に楽しみです。

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生活のために自分を殺せる人間か、この仕事を楽しいと思える化物だけがやっていける生保業界に新卒で入社した著者によるルポ。

入社から1年以内に辞めるひとが9割といわれる業界になんとか3年しがみつこうと休職を挟みつつ努力する努力は報われるのか。

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職種は違えど共感ポイントが沢山有りました。クリーンなイメージをうたう一方で、生命保険の外交員が抱える過剰なノルマ、悪しき慣習、お客さんとの距離の近さゆえのハラスメントなど、元外交員の作者ならではの視点でテンポ良く話が進められ、読みやすかったです。

心がギュッ〜と締めつけられながらも、仕事を続けていく主人公の姿や仕事を辞めるより、もう消えちゃいたい‥とホームに立ち尽くし描写など、代理店で働く自分と重なりました。

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金融関係の職歴があり、一時は生保の営業に勧誘された経験がある&実際に生保の営業に転職した知人が居たので、内容に興味をひかれ読ませていただきました。
営業実態は話に聞いていた通りというか、想像は超えなかったというか。
むしろ個人的には、LGBTQ+を取り巻く就業環境や社会制度の課題について、より深く考える機会になりました。
LGBT応援企業なのに、そこで働く人の理解度は低いとか。
FTMやMTFの方などはそもそも保険加入時に自分を偽っている気持ちになってしまうとか。
生命保険の受取人の設定も、「原則的には」配偶者か二親等以内の親族というきまりでパートナーでは設定出来ない場合がほとんどだとか。

暗い内容でも深刻にならず、内容も分かりやすくとても読みやすい文体でしたので、忍足みかんさんの書くLGBTQ+視点のエッセイも読んでみたくなりました。

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生命保険会社の働き方が衝撃でした。
対「お客さま」だと全く気が付かないけど、内部ではいろんな会社のルールがあるんですね。
登場する方たちはとても個性的ですが、みんないろんな事情を抱えて、精一杯生きてる!!って伝わってきて、ラストの方の出来事に胸が熱くなりました。
また、みかんさんの「みかんさんらしさ」に対する葛藤というか生きにくさが、もっともっと解消される世の中にしていきたいと思いました。
まさに「みんなちがって、みんないい」というスタンダードな考え方が浸透してほしいな。
とても勉強になりました!
ありがとうございました!

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生保の方とはまだ新入社員だった頃に職場勧誘に来られてそのまま契約したのを最後に以降は「もう入ってるから」という台詞でそれ以上セールストークにも付き合わないようになったけど、この作品を読むとあーこーゆー事だったんだなとか、えっあれは経費じゃなく自費なの?とか今更ながらに知る事がたくさんあり驚きが多い。

自分と関係のない会社の内情なんてそもそも知る機会ないし、知ろうとしても基本的には上っ面だけのしかもいい事しか見せてもらえないから、こういう暴露小説は一定の需要があるんだろうなと思う。

この作品はブラックな保険業界の辛さや厳しさを描きつつも深刻になり過ぎないような描写で読みやすくしてくれてるのも良い。(勿論、こんな話をシリアスに語られたら小説として読もうとも思わないけど)

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著者の名と主人公の名前が同じという珍しいノンフィクション作品でしたね。ヒトは自分の人生を題材に一作は本が書けるってよく言われますが、この作品がまさにそうなのかな?それにしても面白過ぎる。だからどこからがフィクションなのかわからない。全部ノンフィクションならそれはそれで怖い。

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