わたしが、認知症になったら

介護士の父が記していた20の手紙

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刊行日 2022/09/30 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

85歳以上の55%が認知症!?

あなたにもいずれ、おそらくやってくる、介護する日、される日、その日のために。

あなたが家族に伝えるための「共有シート」付き!

介護離職が問題となるなか、従業員の介護と仕事の「両立支援」プログラム、コンサルティングを採用する大企業が増えてきました。介護問題は、いまや企業にとっても、子育て支援、 女性活用と同様、人材開発上、不可欠なアジェンダとなっています。

なかでも、問題となる「認知症」。

本書は、さまざまな介護の現場を二十年以上務め、現在は、介護士の指導育成、ならびにコンサルティングを行う著者が、自分が認知症になったときのために、娘に向けて書いておいた 手紙、という体裁をとりながら、誤解されやすい認知症患者の実際から、基本的な医学情報、介護保険を受ける際の手続きの知識まで、実感こもる豊富なエピソードとともに、お届けす るやさしい手引きであり、これから、親が、そして自分自身が認知症になるかもしれない私達の全てへの「手紙」でもあります。

そして、添付の読者自身が、その日のために手紙を書くときのためのメモ「共有シートフォーマット」は、家族や介護に携わる方々にとっては、実は、エンディングノートより、あって よかった、と思えるものとなることでしょう。

【もくじ】

第一章 何よりもまず伝えたいこと

1 お前は何も悪くない

2 先にはっきりさせておく 

3 介護サービスを断られてしまわないか?

4 お金について

5 お前の名を忘れても

第二章 お前が楽になるために

6 話が通じない・言いたいことがわからない 

7 父さんが嘘をついたときは

8 家族間で揉めたときは

9 薬について 

10トイレの失敗 

11今後の認知症薬の可能性 

第三章 介護サービスの利用にあたって

12デイサービスに馴染めなくても 

13施設に入ることは、父さんの不幸でもお前の諦めでもない 

14あかんべえしたお婆ちゃん

15手厚い介護を受ける方法 

第四章 とても大切なこと

16母さん以外の女性の名を呼んだときは 

17「明日があるさ」なんて、本当の絶望を知らない奴の戯言だ

18死について 

19取り上げてほしいもの。車・火 

20徘徊が始まったら 

エピローグ

認知症・九十歳のメッセージ「これ持っていって」 

85歳以上の55%が認知症!?

あなたにもいずれ、おそらくやってくる、介護する日、される日、その日のために。

あなたが家族に伝えるための「共有シート」付き!

介護離職が問題となるなか、従業員の介護と仕事の「両立支援」プログラム、コンサルティングを採用する大企業が増えてきました。介護問題は、いまや企業にとっても、子育て支援、 女性活用と同様、人材開発上、不可欠なアジェンダとなっています。

な...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784502446214
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

まだ両親とも元気で介護の必要もないけれど、認知症や介護にマイナスなイメージしかなく、いつか自分が介護したり介護される側になるのが怖くて仕方ない。でも、この本を読んで、認知症の人の気持ちや家族の対応の仕方を事前に知ることで、少し恐怖が和らいだ。何より、認知症の人に辛く当たってしまうかもしれない家族に対して「もしそうなってしまっても、あなたは何も悪くない」というスタンスで書かれているのが救われる。今、まさに介護に奮闘されている方も、これからその可能性がある若い人にも読んでほしい。きっと救われる言葉があると思うし、心構えもできるから。

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本書の巻末には「共有シート」があり、本書を読まれた方に対して明日認知症になったらと言うことを想定したシートがある。その中には価値観や人生、知ってほしいことなどで構成されている。一度やってみると良い。共有シートばかりでなく、もしも家族が「認知症」になったら、さらにはあなた自身が認知症になったらどうなるのか、どうするのかを深く考えさせられる一冊であった。

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医療が日に日に進歩し、寿命が伸びる。
認知症は誰の身にも起きる身近な問題になってきた。
関連書も多数出版されている。
家族や親しい人が認知症になったら。現実的な対応のための本もたくさん出ている。読んでいて過去に読んだ本と内容的に重なると思う点もいくつもあった。
しかしこの本が最初から最後まで独特の臨場感を持って迫ってくる大きな理由がある。タイトルや前書きから見てとれるが、介護業に携わり介護の現場を身をもって知る著者自身が初期の認知症と診断された時「自分が認知症になったら娘に渡す!」と書いてある封筒と共に娘の手に渡った原稿だったそうだ。著者が介護業をやめた10年前の日付がついていた。。
お前は何にも悪くない。
とはじまる。全編娘に語りかける調子で描かれる介護されるものの心の代弁、はリアルな迫力を持つ。その時、どうするか。どう構えたらいいか、何より、どうしたら、介護されるもの、介護するもの、双方にとってよい選択なのか。
巻末にある、共有シート。認知症になる前に書いておくといい、その時に近くにいる人の判断の助けになる。現実的にとても有効なものだろう。

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とても愛情深い手紙を読み、途中から涙が溢れることも…。
今も読み終わって心があたたかくなり、想いに涙が伝います。
今、認知症はなる人が多いと思います。
実際、両親どちらも重い軽いはあれど認知症です。
「今どう対応したらいいのか?」や「この先はどうなっていくのか?」と先の見えない不安や、自分の生活もあるから心身共に疲弊します。
こんな思いを子供達にはしてほしくないと実感しています。
終活としてエンディングノートは書き始めてますが、「認知症になった時」のことも書き記しておくのは必要ですね。
とても参考になりました!
ありがとうございました。

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認知症や介護について想像しやすい本です!

私はひょっとしたら介護をすることはないのかもしれないと思っています。
でも、自分が認知症になることはありますよね?
なるべくなら認知症にはなりたくないです。それはそうです。
そう思っている人のほうが多いと思います。

この本は認知症や介護のことを具体的にわかりやすく教えてくれます。
「父から娘宛てに書かれた手紙」のような形で書かれているので、内容な言葉がわかりやすいのでしょう。

終活ノートを作りながらこの本を読むといいですし、終活ノートと一緒に置いておくのもいいですね。
もし、自分の子が介護をすることになった時に読んでほしいです。

はじめての認知症や介護の本としてもおすすめします。

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